瀬川っ子 頑張っています!

2016年1月の記事一覧

ノート・レポート 冬休み明け、全校朝会

 1月8日(金)、2校時終了後、冬休み明け全校朝会を行いました。

 
 まず、校長より2016年「申年」にちなんで「年を伸(イ)びる年にしよう。」と言う話をしました。
  
 2016年、平成28年 新年明けましておめでとうございます。

 2016年は、6年生が中学生になる年、5年生から1年生は、それぞれ一つずつ学年が上がる年です。今まで知らなかった人と出会ったり、今まで経験した事がないことを経験したりする事でしょう。今年は、さる年です。漢字で書くと「申」という字になります。ここに人を意味する「イ(にんべん)」を付けると「伸」(のびる)という字になります。新しい人との出会いや新しい事をたくさん経験して、2016年、申年、皆さんが、心も、体も、頭も、ぐーんと伸びる事を、願っています。

 さて、15日間の冬休みが終わりました。楽しい良い冬休みでしたか。今日、こうして瀬川小学校全員、先生も含めて53人が、元気に顔を合わせることができたことをとても嬉しく思っています。今日から、3月23日の修卒業式までの51日間の学校生活が始まります。

 先生方は、この期間に、今年のまとめをしっかり行い、次の年の準備もしっかり行います。皆さんも、51日間、めあてを持って、一日一日を大切に、それぞれの学年のまとめを行い、6年生は立派な中学生になる準備を、5年生から1年生は、立派な上の学年を目指して準備をしっかり行って欲しいと思います。では、みんなで51日間、がんばっていきましょう。
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 その後、生徒指導の先生から、2つお話がありました。

 まず、1つ目は、「ドングリコーナー」についてです。田村っ子ルール10の中には、「相手のいいところを見つけよう。」という目標があります。瀬川小学校では、友だちの良いところを見つけて、ドングリをかたどったカードに書き、それを、ドングリの木に貼って他の人にも見てもらうという活動をしています。毎週水曜日には、給食の放送の時間に書かれたカードを紹介しています。とても好評なので今年も続けて行くことにしました。そして、なんと、これからは、ドングリの用紙を各教室や保健室にも置く事にしました。これで、もっともっと書きやすくなります。
 そして、2つ目です。それは、「あいさつ」についてです。やはり「田村っ子ルール10」には、「あいさつをしよう」という目標があります。子供達の中には、朝、夕、職員室に寄って元気にあいさつをしていく子が大勢います。この活動をさらに広めて行こうと言うことで、42人全員が、朝、夕、職員室に寄ってあいさつすることにしました。教頭先生からは、実際に良いあいさつの仕方のお手本を見せていただきました。

 小さな事から、具体的にアクションを起こし、それをさらに改善していくことが大切だと考えています。平成28年最初の瀬川小学校のアクションです。

晴れ いよいよ、平成27年度後期後半が始まりました。

 すばらしい天気に恵まれ、本日より、平成27年度後期後半51日がスタートしました。
  
 欠席もなく、42名の子供達全員元気に登校しました。怪我や病気もなく16日間子供達が過ごせた事に感謝いたします。児童玄関を入るとすぐに、教頭先生が子供達に向けて書いて下さったメッセージがありました。このメッセージのように、みんなで力を合わせてよい学校にしていきたいと思います。
 
 久しぶりに、友達や先生と会って、子供達は、みんな嬉しそうに学習に取り組んでいました。
  
  

花丸 明日から学校です!

 15日間(実質的には、16日間)の冬休みも今日でおしまいです。たのしい冬休みでしたか? いよいよ、明日から学校が始まります。先生方は、新しい年を迎えていろいろと計画を練っているようです。その中の一つについて、明日、子供達には、生徒指導の先生と教頭先生から発表があります。どんな事かな? お楽しみに・・・・。
 それでは、瀬川小学校児童の皆さんは、準備をしっかりして、早く寝て、明日は元気に登校して下さい。皆さんとしばらくぶりに会えるのを先生方はとても楽しみにしています。
                 

虫眼鏡 瀬川と自由民権運動 ①

 冬休みも残すところ今日を入れて、2日となりました。はっきりしない天気ですが、それでもこの時期にしては、暖かい日になっています。

 今日は、この瀬川地区と自由民権運動について書いてみようと思います。船引町そして瀬川は、自由民権運動の盛んな土地でありました。その理由と考えられる事は、2つあります。一つ目は、自由民権運動の指導者である河野広中を生んだ三春町、河野の親友、平島松尾ら優れた活動家がいた二本松、若い壮士で熱気あふれる小浜に近かった事。二つ目は、三春町を核とする田村郡とやはり熱心な活動家がいた浜通りの浪江町(ここには、相双地区の自由民権運動の大幹部苅宿仲衛らがいた)を結ぶ(※)旧相馬街道と呼ばれる街道筋にあったと言うことです。
 大倉村(現瀬川地区)は、田村壯士の中心地で、自由党のリーダー三輪信左衛をはじめ、照山秀元、加藤宗七、加藤勝三、佐藤惣松らが活躍していました。また、新舘(現瀬川地区)では、佐藤万吉が活躍していました。大倉村には、大正館という自由民権同志の拠点があったという事です。また、興味深いことに先に述べた相双地区の自由民権運動の大幹部「苅宿仲衛」の父俊昌の実家は、門鹿(現瀬川地区)にあったという事です。相双のリーダー仲衛も足繁く浪江とここを往復した事と思われます。

 (※)旧相馬街道・・・三春から船引の石森、門鹿、石沢、移を経て浪江に向かう藩政時代からの道。中村街道、移街道とも言う。旧道は大倉、新舘、石沢地内で移ヶ岳西山麓面の丘陵地を走っていたが、明治34年に現在のような移川沿いに移された。
 
 上記の文章の内容は、1994年3月28日の福島民友の記事を引用、元に記載しました。尚、資料提供いただきましたのは、新舘民生委員の三浦 様です。貴重な資料ありがとうございました。
 ↓ 旧相馬街道の追分(新舘地区)
  (道標の側面には、「左、二本松、川又」「右、百目木、相馬」と記載。)

 ↓ 追分で研修する教職員。「こっちが相馬、浪江に通じる道だったんだ!」
 
 どんな思いで当時の人たちはこの道を往き来したのだろう・・・・。

花丸 「食は文化」子供達に伝えていくべきもの。

 1月の行事予定を見てみると1月24日~1月30日は、「全国学校給食週間」となっており、この期間には、福島県の「浜通り・中通り・会津」の郷土料理が献立に上がっています。各地区・各地域にその土地独特の食べ物があり、そこには、その土地の実態に応じて、食生活を豊にしていこうという先人の知恵が詰まっています。
 伝統的なお正月の料理であるおせち料理について調べて見るとそれぞれの料理に意味があり、そこには、人々の願いが込められていることが分かります。

 「おせち」料理の意味は?・・・・・・・(パナソニックキッズスクール「ふしぎ図書館」より)

「おせち」というのは、「お節句(せっく)」が短くなったもの。5月5日の子どもの日の事を「端午(たんご)の節句」と言いますが、あの節句の事です。節句には、元々神様と一緒に食べると言う意味があって、田畑で採れた物を神様に供えた事から始まりました。こうした節句は、1年で何回もあって、おせち料理とは、最初は、お正月だけのことではなかったということです。
 おせち料理ができて来たのは江戸時代。神様にお供えするだけでなくいつも料理している人が正月の三が日ぐらい休めるようにと言う優しい意味もあって作られるようになったという事です。そして、料理一つ一つにも意味が込められていました。
 ・こぶ巻きは「喜ぶ」に通じる。
 ・栗きんとんは、お金が集まるように。
 ・黒豆は、まめにコツコツ働けるように。
 ・数の子は、子孫繁栄。
 ・カタクチイワシは、ごまめ(五万米)とも言って豊作を願って。
 ・エビは、腰が曲がるまで元気で暮らせるように。
 ・カマボコやなますは、紅白にして縁起良く。
 
  
 また、前述した「おせち」料理ですが、これも土地柄によって少しずつ違っています。
 私のふるさとである「南会津町」では、お正月のおせち料理に必ず「サメの煮付け」が出ます。娘は、お気に入りらしく喜んで食べていますが、この「サメの煮付け」を見ることは、他の地域ではあまりないように思います。では、なぜ会津町では、「サメの煮付け」を食べるのか。それは、海から遠い山の中だからという事だと推測します。ウィキペディアによると『サメ肉はトリメチルアミン-N-オキシドおよび尿素の含有量が著しく高いため、食中毒の原因となるヒスタミンの生成が抑制されるうえ、酸化による脂質の変敗も起こりにくい。このため保存性が高く、2週間ほど経過したものでも刺身として食べられており、冷蔵技術が未発達だった頃から山間部で生食できる魚として重宝されていた。』と記載されています。要するにサメ肉は腐りにくい。そのため、冷凍技術など発達していなかった時代、海から離れたこの地域にとって、サメは重要なタンパク源であったことから広く食べられるようになり、現在もそれが受け継がれているものと思われます。

 伝統的な食べ物には、その土地の先人の思いや願いそして工夫が詰まっていることを、機会ある毎に子供達に伝えていきたいと思います。そして、それらの料理を子供達にも是非受け継いでいってもらいたいと思います。
 
 ↓ 南会津町で食べられているサメの煮付け