瀬川っ子 頑張っています!

2015年11月の記事一覧

花丸 せがわむかしばなし(劇) 1・2年生

 1,2年生は、瀬川に伝わる「紫川の伝説」を元に、脚本を作り劇を演じました。「紫川の伝説」は、本ホームページ8月18日「校長の自由研究⑥ 門鹿の蛇盛桜と紫川」で掲載した物です。 
 ↓ お話は、3人のナレーターによって進んでいきました。

 ↓ ずーとむかし、瀬川村を流れる川は、暴れ川でたびたび水害を起こし人々を困らせていました。ある時、偉いお坊さんが、村に立ち寄り、川には、大蛇が住んでおり、それを退治するすれば、水害は治まるという話をしました。村人達は、相談をし、3人の若者が、大蛇を退治するための仲間や武器を調達するため旅に出ました。1人目の若者は、きび団子と交換に「犬、さる、きじ」を家来にします。2人目の若者は、持っていた斧を川に落としてしまい困っていると、川から美しい女神が出て来て、落とした斧は、金、銀、鉄のどれかと聞くので正直に鉄の斧だと答えると、金、銀の斧もくれました。もう1人は、助けた亀に連れられて竜宮城で乙姫様からポセイドンの槍をもらいました。
   
 ↓ さて、大雨と同時に、大蛇が現れました。村のむすめは、踊りを踊って大蛇を誘導します。大蛇は、村の老人が作った強い酒を飲んで酔っ払って寝てしまいました。ここぞとばかりに3人の若者と、犬と猿ときじが大蛇の首を切り落としました。大蛇の体からは、血が流れ出し、川を紫色に染めました。それ以来、この川は紫川と呼ばれるようになりました。瀬川は、たくさんの作物が採れる豊かな村になりました。大蛇の頭は蛇盛塚に祀られています。
   
 地域の伝説から、劇のお話を作って演じることで、この伝説は子どもたちにしっかり理解されたことと思います。きっと、大人になったら自分の子どもに話して聞かせるのではないでしょうか。