瀬川っ子 頑張っています!

2015年6月の記事一覧

「かけがえのない命」道徳の授業から

  
 6月19日(金)、4,5年生の道徳の授業を参観しました。ねらいは、「自他の生命を尊重し、かけがえのない生命を大切にしようとする心情を育てる。」というものでした。教材として取り上げられていたのは、1990年(平成2年)ソビエト連邦(現ロシア)のサハリン州から全身の8割の大やけどを負って、札幌に運ばれ治療を受けた「コースチャぼうや」のお話でした。コースチャぼうやを救うため、日本人を含んだ多くの人々が努力し、その結果回復し帰国できました。「全身80パーセント」の大やけどというのはどういう状態か、ちょうど養護教諭の教育実習に来ていた先生からお話を聞きました。その上で「なぜ、多くの人々がコースチャぼうやのために努力したのか、どんな気持ちからなのかといった、質問が先生から出され、子どもたちは、自分の考えを一緒懸命ノートに書きました。先生は、机間指導しながらノートに書かれた子どもの考えを読み上げます。それを聞いて子どもたちは、先ほどの考えの上に更なる考えを書き加えて行きます。授業の最後には、担任の先生の説話がありました。
東日本大震災の際に多くの人々の命を救って自分自身は津波にのまれしまったという先生の教え子の話でした。子どもたちは、その話に真剣に聞き入っていました。参観している私はとても感動しました。みんなが一生懸命考え、取り組んだ道徳の授業でした。