学校日記

2018年11月の記事一覧

算数の学力向上に向けて(幼小中連携授業研究)

滝根中学校区の幼稚園、小中学校は毎年互いの授業を公開し、学力向上に向けた協議を重ねています。
今回は、滝根小学校を会場とし、6年生の算数「比例と反比例」の2時間目を見ていただきました。

今までは比例の関係にある2つの数量の表を「横」に見てきました。6年生では、「縦」に見て、きまりを見つけていきます。
1組2組合同での授業、なんだかすごく楽しそう!

 合同授業なので先生も2人体制(TT:Team Teaching)で役割分担しながら進んでいきます。

まずは自分の考えをノートに書きました。少し難しいので近くの友達と相談タイム!

「どう考えた~?」
「ぼくはねこんな式を作ったよ!」

 

それぞれの考えを伝え合い、自分の考えをさらに深めていきます。話し合いをしながらきまりを見つけ出すことができました。 

授業の終末には練習問題に取り組みます。クリアコース・ステップコース・ジャンプコースの3つの中から自分でコースを選択しての学習。

意欲的に問題に取り組む姿、とても素晴らしかったです。さすが6年生!

2年「うごくうごくわたしのおもちゃ」第5時

2年生生活科の5時間目です。前時には、自分のおもちゃをパワーアップさせようと、グループで作戦会議を行いました。本時は、それを基に実際におもちゃをパワーアップさせていきます。

前時のワークシートを確認します。

それぞれが、
「もっと高くとぶようにしたい。」
「もっと速く走るようにしたい。」
と、おもちゃを改良し始めました。

作業が進むにつ入れて、相談したり、助け合ったり・・・。

「やったあ、速い!!」「ほら、前より動くようになったんだよ。」

でも、まだまだ、改良の途中。次の時間には、もっと改良して完成させたいな。

理科生活科研究公開で学んだこと

10月16日の理科生活科研究公開では、たくさんの参会者を迎え、会場校としての責務を果たすことができました。
しかし、校長は常に先生方に対して「公開をすることが目的ではない。」と話をしてきました。大切なことは
「子どもが深い学びができるようになること」
「教員が問題解決学習を日常で実践し、子どもが主体的に学ぶ姿を具現できることを”実感する”こと」
を目指し、全職員で努力してきました。
ある先生の週の反省にあった言葉を紹介します。
「県大会が終わった。子どもたちは朝からいつも通りという雰囲気。その普段通りの姿にずいぶん助けられた。
 理科で培った探究心は、他の教科にも生かされていると感じる。「なぜ?」「どうして?」という課題には、以前よりくらいつくようになった。何より、そういう課題を意識して出すようになった自分自身が一番変わったのかもしれない。」

この言葉に滝根小の研究成果が凝縮されています。
この研究には終わりはありません。子どもたちも成長し、毎年教員も異動します。しかし今後も継続して、今回の成果をふまえて指導していきます。ご家庭でも、今後も変わらずご支援ご協力をお願いいたします。(校長)

おもちゃをへんしんさせよう!ー1年生活科「つくろうあそぼう」第4時

 県大会で公開した生活科単元「つくろう あそぼう」の4時間目の授業です。

木の実穴開けミニドリルやグルーガンを使用するので、安全面の配慮のため、保護者ボラティアと用務員の2人に協力をいただきました。

「どんぐりに穴を開けてください。」

用務員さんにどんぐりを押さえてもらい、自分でグルグルグル・・・・。すると、簡単に穴が開くのです。すごい教材があることにびっくりです!

 はじめは、楊枝をそのままどんぐりに刺してこまをつくりました。 でも、なかなか回りません。すると、友達から、
「楊枝をもっと短く切ったほうがいいよ。」とアドバイスされ、楊枝を短くしました。
すると、長く回りました。とても喜んでいました。

「ぼくと競争しよう!」「うん、いいよ。」

 

「ぱちんこをつくりたいけど、木の枝にゴムが結べないよ。」と担任のところへきたKくん。結び名人がいたことを思い出し、「Tくんが上手だから教えてもらうといいよ。」と紹介した。Kくんは、さっそくTくんのもとへ。

Tくんは、「こうやって・・・・」と説明しながら、手際よく木の枝にゴムを結んでいました。
1年生なのに、器用さは誰にも負けません。

子どもたちが、グルーガンを安全に使えるようボランティアのM先生が見守ってくださいいました。感謝の気持ちでいっぱいです。

割りばしを適当な長さに切り、どんぐり迷路の道をつくっています。
どんぐりがうまく転がるよう工夫していました。

「ぱちんこで競争してみようよ。」「うん、いいよ。」
「どっちが真ん中に命中するかな。」
ぱちんこは、どんぐりを飛ばすだけでなく、木の枝を飛ばすというアイディアも生まれました。



トンネルをつくったり、葉っぱを使ってスタートやゴールを表現したり、子どもたちなりにさまざまな工夫が見られました。

アイディアといえば、迷路をつくっていたMさん。ゼリーカップのデザインを利用して、ジャンプ台をつくったり、切り開いたりして迷路をおもしろくさせていました。Mさんのよさを紹介すると、自分のおもちゃにとりいれる人も出てきました。 

子どもたちは、自分のおもちゃを試行錯誤しながらよりよいものに変身させることができました。
困ったときは、友達に助けてもらったり、教えたりと友達と対話しながら活動する姿が見られました。

図書委員会打ち合わせ(読書月間の運営について)

 滝根小学校では11月を「読書月間」としてたくさんの本に親しむ1か月としています。

図書委員会では、「クラスごとの読んだ本冊数調べ」を行います。

火曜日から翌週の月曜日までで各クラスで読んだ本の冊数を調べ、ランキングとして発表します。公平になるように平均で比べることにしました。

まず、委員長から読んだ本の冊調べについて説明がありました。

「50冊以上読んだクラスはどこにシールを貼りますか?」

6日(火)から冊数調べが始まります。

さあ、30日間で何冊読むことができるのか楽しみです。

「大好きな1冊」「大切な1冊」に出合えるといいですね。

ピカピカの1年生に -就学時健康診断

 先日、来年度滝根小学校へ入学を予定しているお子さんの就学時健康診断がありました。

名前を呼ばれたら「はいっ!」。元気な返事が返ってきました。

 歯科健診の様子です。

「今年は全体的に歯みがきが良くできていますが、小学校に上がる前にきちんとむし歯を治してください。」と学校歯科医の先生からお話がありました。

 来年の4月にピカピカの新入生がピカピカの歯で入学してくるのを楽しみにしています。

「てこのはたらき」6-1最終時

県中教育事務所所管の「理科授業力アップ研修会」が滝根小を会場に開催されました。
県中地区の理科コアティーチャーの6年1組担任が授業提供をしました。

県大会でも公開した「てこのはたらき」の10時間目です。これまで学習したことをもとに、身の回りにも「てこ」のはたらきを用いた道具がたくさんあることを実感します。

今回は、身の回りのてこを利用したと”思われる”物を持参し、クイズ形式で友達と考え合うことにしました。

いろいろな物が集まりました。

グループの友だちと互いの道具の力点などがどこにあるのか確認し合います。

どうしてもわからない場合は、グループを越えて同じものを問題にしている友だちと考え合います。

互いに対話を重ねることで、
「この道具って、力点、作用点はどこ?」
「そうか、ここが支点だね!」
互いの理解が深まります。
授業後の学習日記には、子どもたちがてこのはたらきを用いた道具が身の回りにたくさんあることを”実感”した様子がたくさん書かれていました。