カテゴリ:保健、食育
本日のメニューは?
「学校給食」と聞いて、保護者の皆さまはどんなイメージをお持ちでしょうか?
年代によって大きく異なるとは思いますが・・・。
写真は、本日の給食です。メニューは、「塩タンメン」「牛乳」「中華ラビオリ」「バンバンジー」です。
田村市学校給食センターのメニューは、基本的に「月・火・木」はご飯、「水」はパン、「金」は麺類となっています。
私事ではありますが、私は「金」の麺類が大好きです。年代によってとらえ方は異なりますが、この「ソフト麺」の登場が学校給食にとって、大きな転換期であったと私は思っています。
本日もおいしい給食をご提供いただきました「田村市給食センター」の皆様に、感謝申し上げこれからおいしくいただきます。
10代の心を守る授業1年「心の健康とストレスへの対処~折れない心を育てる~」
19日(火)5,6校時に、針生ヶ丘病院の大森洋亮(ようすけ)先生(精神保健福祉士、介護支援専門員、公認心理士)を講師に実施しました。
初めに教科担任とともに授業の前に実施した事前アンケートの結果を確認しました。
21人中で「今、悩みや不安、緊張を感じることが『ある』『少しある』」と答えたのは14人でした。「(全く)ない」と答えた人は2人でした。
大森先生とともに、思春期の特性として次以下のことがあることを、
具体例を聞きながら一緒に考えました。
・対人関係でのストレスに敏感な時期であること
→自分を安定させるために「居場所」「仲間」「役割」が大切になる
・過去と他人は変えられないが今ここから始まる未来と自分は変えられる(エリック・バーン)
→相手を変えられると思っているからトラブルになる 等
また、「折れない心を育てる」ための4つの方法についても実習を取り入れながら学ぶことができました。
①相談は力なり
②プチ”良かった探し”
③反すう(ぐるぐる思考)の衝動が去るまで他のことに集中
④体がほぐれると心もほぐれる…10秒呼吸法、肩のリラックス、絆のワーク、どこでも気軽にほぐれる体操(実習)
3人グループで一人ずつ話します。「昨日の『よかったこと』は〇〇〇です。」(それを聞いた2人が)「よかったね!」
僕の話を聞いてくれて聴いてくれてありがとう!ありがとう!!
グーッと肩をあげて、だらーん 手はこの辺でいい?重さはこのくらいでいい?
両手を肩においてもらうと、体があったかくなって、少し元気が湧いてきます。
授業の最後に、生徒から事前に出されていた大森先生への質問、相談に答えていただきました。
心の専門家の立場からのアドバイスにじっと耳を傾け、生徒たちにとって大変意義深い時間となりました。
「切り傷にはカットバンで対応するのと同様にこころや感情にも応急手当が必要」
1年生たち、自分に合った応急手当を見つけられましたか?
※ 約30秒で肩から足まですっきり、生徒も体験した体操です。
3,4校時に思春期保健教室(3年生)を実施しました
各学年で1回ずつ実施している思春期保健教室の最後の回は3年生です。
講師に今回も助産師の松本美津子先生をお招きして実施しました。
めあては「性感染症とその予防法について知ろう」です。
性感染症は性的接触によって感染する病気です。中学3年生は、個人差はあるものの、性機能の成熟が進み、異性への関心が高まったり、特定の人と親密に交際したい気持ちが高まったりします。
性行動が活発化するであろうこの時期に、生徒たちが性感染症に関する正しい知識と対処法を学ぶことはとても意義ある大切なことです。(保健体育の学習内容です。)
松本先生が繰り返し強調されていた「相手に対する優しさをもって、自分の気持ち(NO,嫌なことは嫌も含めて)を言葉で伝えることの大切さ」。生徒たちの心にいつまでも刻まれ、将来、お互いの人間的魅力を高めあえるような人間関係を築いてほしいと思いました。
思春期保健教室(7/19,2年生) 授業の様子
7月19日(木)3校時に、助産師の吉岡利恵先生を講師にお迎えして実施した授業の様子(保健1時間)です。
始めに教科担任が2年生男女各11人に行った事前アンケートの結果を知らせました。アンケートは、2年生の異性への関心や、男女の異性への意識の違い等について実態を知ること、また結果を共有しつつ、授業のめあてに関心を高めに実施したものでした。
中学生の男女が登場する場面設定を読み、男女それぞれの立場から、そのときの気持ちや、行動の選択肢とその結果について予想し班ごとに発表しました。
講師・吉岡先生
「自分の気持ちや考えをきちんと伝え、YES,NOをはっきり言い合える関係が大切」「相手の考えも大切にしあえる対等な関係でありたいですね。」(デートDVについて考える場面)
「思春期の交際は自分を成長させることが目的、お互いのことを応援しあえるといいですね。」
生徒達は和やかなでありつつ真剣な態度で臨んでいました。
<生徒の感想から>
・実体験を聞いたり、友達と話し合うことで異性への理解を少し深めることができました。(女子)
・口(言葉)で相手をコントロールして傷つけるのもデートDVだと聞いてびっくりしました。友達同士でも自然にやっているかもしれないので気をつけて生活したいと思いました。(女子)
・スクリーンで見た高校生の実体験の話を見て異性との関わり方次第で様々な恐ろしいことになってしまうことを知って恐ろしいなと感じました。(男子)
・女子と男子には異性についての意識が違うことを学びました。そのことは体のつくりの違いから起こっていることを知りました。(女子)
・今の時期は自分の命を守り大切にすること、次に相手に思いやりの心を持つことが大事だとわかりました。何事も暴力や人を傷つけることは絶対だめなことで自分を守っていきたいなと思いました。(女子)
1.2年生歯科保健教室の詳細内容です。
5月25日(金)に、今年度も歯科衛生士の竹内由美先生を講師にお招きしました。
1年生は「歯周病とその予防法について知ろう」、2年生は「口の中の健康を守る方法を理解しよう」のテーマで実施しました。
1、2年生ともに、主に歯周病の原因や症状、全身の健康への影響を理解したり、健康な歯肉と歯肉炎のちがい(見分け方)を5つの観察ポイントで学びました。
その後、鏡で自分の前歯の歯肉を観察し、歯肉炎の場所がないか観察し、歯垢を効果的に落とすブラッシングの仕方を練習しました。
歯周病がすすむと、歯の根っこを支える骨が溶けてしまいます。
歯肉を観察中 自分の歯肉の観察の結果を記録しています
2年生では、このほかに糸ようじを使用し、歯ブラシで落とせない歯と歯の間の歯垢を落とす道具の使用法についても体験することができました。また、清涼飲料水やスポーツドリンクに含まれる砂糖の多さに驚いていました。
今年度から3年生での歯科保健教室がなくなり、歯科衛生士の先生に直接教えていただく機会は2年生が最後となります。
むし歯や歯周病は生活習慣病です。成人期以降の糖尿病や心疾患のリスクを高めたり、女子では早産や低体重児のリスクが高まることも知ることができました。
歯・口の健康を守ることが、生徒達の将来の健康を守ることにつながるのだなと、改めて感じた授業でした。
1年保健「心の健康とストレスへの対処~折れないこころを育てる~」
思春期真っただ中といえる中学1年生、大人の体へ大きく変化し、心も成長し、”第2反抗期”といわれる時期です。同時に様々な悩みや不安も抱えやすいものです。
大森先生はこの思春期の年代を、大人でもない、子どもでもない、「ことな」と呼んでいます。
まさに「ことな」の生徒達が、自分自身に起こる様々な心の動き、特徴を客観的に理解することが必要です。
その上で、対人関係(友達、家族、先生等)でのストレスに敏感な時期(=思春期危機)を乗り越えるためにはどんな考え方、行動が大切かについて、様々な角度から伝えてくださいました。
はじめに授業前に行った事前アンケートの結果を水野谷先生が報告しました。自分たちの結果にうんうん、と頷いたり驚いたり。改めて共感する場面でもあったようです。(続きは下記をクリックしてください)
2時間続きの授業、真剣に目と耳を傾ける1年生。
「過去と他人は変えられない。しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる」(エリック・バーン)
「ことなの時期である思春期は、対人関係のストレスに敏感であり、自分を安定させるために『居場所・仲間・役割』が大切になる」
リラックス健康法の体験。腹式呼吸に続いて、「隣の友達の肩に手を当てましょう。どの辺が気持ちいいか、相手に聞くんだよ」「両手を肩においてもらうと、身体が温かくなって、少し元気がわいてきます」「3回腹式呼吸をしたら、前の人にそっと『お疲れ様』と声かけしましょう」
「肩を回して」「ぎゅうーっと両手を伸ばしてだらーんと力を抜いて」 「身体の緊張がほぐれると心もリラックスしてきます。」
<生徒の感想(抜粋)>
・これから自分はイライラせず、落ち着いて物事に対処したいです。理由は、いつも部活や勉強、生活などですぐイライラしてしまうので大森先生から教えていただいたリラックス法でいつもの自分を落ち着かせたい。(男子)
・私は、授業の前のアンケートで「眠れない」に当てはまったので、今日学んだリラックスをして身体の力を抜くということを試してみようと思いました。ストレス対処法も「行動を変えて見る」「相談」「リラックス」などをしてストレスがたまっても生活や心身に影響が出ないようにしたいです。(女子)
・まず自分でできると思ったことは、けんかの時のトーンを下げることだと思いました。なぜなら自分の声のトーンを下げるくらいなら誰でもできるしとてもメリットが多いからです。とても小さなことかもしれないけど、これを続けられるよう、しっかりとがんばりたいと思います。(男子)
・ストレスをためすぎないようにリラックスをして、しっかりと寝ることを心掛けたいです。マイナス思考、プラス思考だけでなく、2つともできるようにしたいです。友達が落ち込んでいるときにも、自分で声かけができ、友達が気持ちよく生活できるように挙力していきたいです。(女子)
思春期保健教室3年「性感染症について知ろう」
中学生は、性機能の成熟(新しい生命を誕生させることが可能になること)がすすみます。
異性と望ましい人間関係を気づくために、正しい知識を得て、より適切な行動選択が必要となってくる時期といえます。
挨拶ゲーム(感染、感染経路の疑似体験)から始まり、松本先生の講義、グループワークなどを通して、性感染症の種類や感染経路、予防方法について学ぶことができました。
また、大切なパートナーと出会ったとき、望ましい関係性を築くためにどのようなことが必要かについて、深く考えさせられる時間となりました。
会話はしない・目があった人と水を半分ずつ交換→試薬を滴下すると、ピンク色になった生徒とならない生徒が…なぜかな?
「色が変わった生徒は感染しましたよ」誰と水を交換しましたか?たどっていくと…「感染源は…水野谷先生!」
「どうすれば、性感染症を予防できますか」グループになり、それぞれの考えを出し合い、発表しました。
「全く関わり合いを持たなければいい!」「男子校、女子校にいけばいい!!」…ん~、現実的に難しい。
「挨拶ゲームで感染した人がいたね。水を交換しなければどうだっただろう?言葉を交わしていたらどうなっただろう」
グループワークで出された意見
3年生保健の単元「健康な生活と病気の予防」のなかに「感染症とその予防」にがあります。
感染症予防に必要な3要素、感染源や感染経路対策、体の抵抗力への対策についても、インフルエンザ等を例に教科書で学びます。その上で「性感染症とその予防/エイズ」について学習します。
教科書を読めば書いてあることだとしても、専門的立場の方から聴き、また、友達同士で意見を出し合い話し合うことは本当に貴重な経験です。
松本先生が「自分の気持ちを言葉で伝えあうことはとても大切。どちらかが本当の気持ちを言えない関係は、よい関係とはいえない。恋愛は”一緒にいると安心な気持ち”になるものだから」
「自分の気持ちを尊重して欲しい。だから、相手の気持ちも尊重してあげる。そんな関係性をつくって欲しい」とおっしゃっていました。
生徒より、うん十年も人生経験を重ねた教師も、毎回考えさせられる授業です。
インフルエンザの出席停止期間について
今週に入り、欠席者増加の傾向が見られます。インフルエンザの流行が心配されますので、感染しないよう、帰宅後の過ごし方についてご配慮ください。
なお、医師からインフルエンザの診断を受けた場合、速やかに担任へご連絡ください。
インフルエンザは出席停止となり、欠席にはなりません。停止期間については医師の指示に従うとともに、下記をクリックしてご確認ください。
インフルエンザ・出席停止期間の例.pdf
なお、子どもがインフルエンザにかかった場合に、異常行動(部屋から飛び出そうとする等)を示す例があることが報道されています。
お子様がインフルエンザにかかった場合、薬の服用の有無にかかわらず、診断後少なくとも2日間は子どもを1人にしないことや、できるだけ1階に寝かせる、場合よっては部屋を施錠するなどの対策をお願いいたします。
3年生・防煙教室を実施しました。
講師に、福島県立医科大学付属病院・ふたば救急医療支援センター准教授の風間咲美先生をお招きし、医師の立場から喫煙の害と防止対策についてお話を伺いました。
たばこを吸う人が受ける喫煙の害はもとより、吐き出された煙やたばこの先から出る煙による受動喫煙の害の大きさに、生徒達の多くが改めて驚いていたようです。
生徒達が理解しやすいよう、スライドや写真を提示いただいたり、「先輩や友達からたばこをすすめられたときに、相手を不快にさせないで断る方法」をロールプレイで実演したりする場面もありました。
授業後の感想から、多くの生徒が喫煙に関して自分自身と周りの人の健康を守るための行動は、今後どうあればよいのか、深く考える時間にできたことがわかり、うれしく思いました。
食に関する指導2年(学級活動)を実施しました
「体格と運動能力の関係」は、全国調査の結果から、男子も女子もA判定の割合は肥満とやせのグループには少ないことがわかりました。
また、実際に自分の体格指数(BMI)を、9月の身体測定結果をもとに自分で算出しました。
「標準体重」とは「病気になる確立が一番低い理想体重(BMI=22)」であること、肥満や高度のやせが将来、様々な健康上のリスクを高めることを再確認しました。
成人期以後の生活習慣の土台を作っている中学生期を、健康面からどのようにすごすか…とても大切なことですね。
自分手帳(福島県教育委員会作成)には、自分の体力・成長の記録だけでなく、食に関する授業や実践の記録をするページもあります。また、健康な体をつくるために身に付けるべき生活習慣や、様々なヒントが載っています。
新人戦を翌日に控えた2年生にとって、バランスの取れた食事を取ることは本番で実力を発揮するために必要不可欠なものです。
本校の健康課題のひとつでもある肥満の解消・予防についても触れながら、わかりやすくお話いただきました。
1年生思春期保健教室を実施しました
1年生の保健分野では「心身の発達と心の健康」という単元があり、ここに関連する専門的な内容を、スライドや写真とともに生徒達に説明してくださいました。(体の発達や性機能の成熟、ストレスへの対処等)
授業の中で、宗形先生は生徒達全員に声を掛け、生徒の話を聴きます。
ワークシートの裏側が宗形先生の話のメモでいっぱいになった生徒もいました。
生徒達は小学校4年生の体育(保健領域)でも思春期の体の変化や心の発達について学んでいますが、やはり命の誕生の現場に携わってこられた方の言葉の力を感じました。
無事生まれることができた命、また、生まれても生きられなかった命もあること、家族と今生活できることのありがたさや男女お互いへの思いやりについても深く考えさせられた時間でした。
科学的な知識理解のみならず、自分のこれからの生き方、判断とその結果としての行動のあり方等、多くのこと学ぶ授業となりました。
<授業後の感想(一部抜粋)>
○思春期や赤ちゃんのことで僕の知らないことがたくさんあって驚きました。初枝先生の話で体重が少なくて生まれてすぐ亡くなってしまうことを何度も見たと聞いて、そうだんだ、と思ったし、赤ちゃんを産むことは大変だし大切なんだと思いました。(男子)
○男性と女性では異なる部分が多い、お互いの意志を尊重することが大事だと知りました。自分で望んで赤ちゃんを産めるようになりたいと思いました。(女子)
○(家族へインタビューした内容から)私が生まれるときにたくさんのことがあったんだなと思いました。改めて生んでくれたことに感謝しなければいけないと思いました。(女子)
○人の命はとても重く、みんな身長や体重は違うし病気をもっている人が多くいるなど、悲しいこともあるけれどみんなしっかりと生きていることが分かりました。これからも自分の命や他の人の命を大切に生活していきたいと思います。(男子)
○性について詳しく教えてもらい、いやらしいと思っていたけど、大事なことなんだなと思いました。(男子)
○私達が今、両親と一緒にいられることはとてもいいことだということがわかりました。これからは両親とあまりけんかをしないで仲良くすごしていけるようにしたい。(女子)
○助産師という仕事に、出産を手伝うだけでなく、(子どもが)大人になってからのことなどをしっかり知ってくれているという頼もしさを感じました。(女子)
思春期保健教室(2年生)を実施しました。
今年度も吉岡利恵先生(助産師、郡山市在住)を講師にお招きしました。(保健体育1時間)
吉岡先生は、女性の妊娠、出産という命のはぐくみと誕生の場面に長年立ち会われてきました。
その一方で、特に十代の子ども達が抱える性に関する様々な問題と現実にも向き合っていらっしゃいます。
授業のテーマは「異性への理解を深めよう」です。
授業に先立って実施したアンケートの結果を共有しました。
生徒達は照れながらも関心を持って聞いています。
場面設定を通して、意見を発表しあいました。
吉岡先生の話から、男子と女子では意識や感じ方、性衝動の度合いが異なること、それは男性ホルモンの量の違いによるものであり、女性にも男性ホルモンの分泌があることなどを学びました。
あなたは『やらない』は赤、『やるかもしれない』は黄色、『親しければ軽いのりでやる』は緑のシールを貼ってみよう」
「次は、同じ項目について、自分がされる側としても考えてみよう」…デートDVについて、全員で考える場面です。
全ての項目がデートDVにあたる項目です。
自分が相手に対して「軽いのりでやる」ことも、逆の立場で”される側”になった場合は「いやだ」と感じたり、
自分は「やらない」けれど”される側”になるのは「いいと思う」と答える生徒もいたりします。
思春期にある2年生はまさに、自立能力(自分の命を守る)と生殖能力(次世代の命を守る)を身に付ける時期であるとともに、自分以外の人に感心が高まる時期です。
異性との関係や性的接触に関心が高まり、様々な悩みや葛藤をかかえがちです。
よりよい異性との関係を築くために、信頼できる大人に相談すること、暴力(デートDV)ではない方法での解決方法を探ることが大切であることを学びました。
3年生の歯科保健教室を開催しました
前回に続いて、歯科衛生士の竹内先生を講師にお招きし、すすめました。
3年生は義務教育で最後の歯科保健教室です。テーマは「生涯を通した歯・口の健康づくりに必要な生活習慣について理解を深めよう」です。
授業前に、「歯・口の状態」「口腔衛生週間」「食生活」「食環境」の4つの生活習慣についてチェックし、結果をレーダーチャートにして振り返りをしました。
歯周病が全身の健康に及ぼす悪影響について理解を深めました。
「歯ブラシは基本的にえんぴつ持ちで動かしましょう」
個別に口の中を見ていただきながら歯ブラシの当て方などを教えていただきました。
よく飲む清涼飲料水はこの中にあるかな?酸性度に注意して!
これから部活動引退後の3年生達は、受験勉強が本格化するにつれて生活時間が遅くなりがちです。
同時に、口の中の手入れがおろそかになりがちになるものです。
正しい知識を持ち、自分の口の健康を維持することが、将来の健康被害のリスクを下げることにつながります。
義務教育最後の歯科保健教室でした。ぜひ、それぞれが感じたことを、毎日の歯磨きや生活習慣に取り入れ、実践して欲しいものです。
1,2年生の歯科教室がありました
講師に歯科衛生士・竹内由美先生をお迎えし、開催しました。(学級活動1時間)
1年生は「歯周病とその予防について理解を深めよう」、2年生は「歯・口の健康課題とその予防法について知ろう」のめあてのもと、歯肉炎などの歯周病はどのような状態を指すのか、予防のために必要な行動はどうすべきか等、様々な角度からご指導いただきました。
また、洗口液と液体歯磨き(デンタルリンス)の違いと使用方法や、舌ブラシの目的と使用方法など、口の健康を守る様々な道具についても教えていただき、大変興味深い内容でした。
<1年生の授業の様子>
歯肉炎とは? 歯ブラシの選び方のポイントは? フロスはこうして使用します
歯ブラシの当て方、動かし方は3つ「やさしく」「こきざみに」「ていねいに」 糖分を含む飲み物、酸性の飲み物はなるべく控えて
<2年生の様子>
2年生は歯垢の染め出しも行いました。このときばかりは鏡とにらめっこで歯ブラシを動かしています
竹内先生のお話から、だ液をたくさん出して口の中をきれいに保つために、よくかんで食べることが大切、とのことでした。一口30回、慣れるまで大変かもしれませんが、「右で10回、左で10回、両側を使って10回」夕食の時にまず一回やってみること、それを毎日続けることが大切とのことでした。
むし歯も歯肉炎も、食生活や衛生習慣、ストレスの軽重など生活習慣から起こる生活習慣病です。
帰り際に竹内先生が「今日、授業で知ったこと、やってみたことをひとつでもいいから続けてみてほしい」とおっしゃっていました。
なるほど、そうすれば”よい生活習慣”として身けることができますね。
3年生で薬物乱用防止教室を開催しました
1月30日(月)の4校時に実施しました。
佐藤先生は、実際に薬物乱用により服役している受刑者がいる刑務所を訪問されたり、毎年県内の中高生とともに、薬物乱用防止の啓発活動を行ったりと幅広く活動されています。
そのため、言葉に実感がこもっており、薬物の害と心身・社会に及ぼす影響について生徒達は真剣に聞き入っていました。
今回、以下の内容でご講義いただきました。
1 身の回りにある薬物とは何か
…タバコ、アルコール飲料、危険ドラッグ・危険ハーブ、大麻、覚醒剤 その他
2 薬物の害と心身・社会に及ぼす影響
…精神依存、身体依存、急性中毒、慢性中毒、様々な喪失(家族、健康、友達、自由、遊び、成長、未来)
3 薬物から身を守る
…薬物に手を出さないための7カ条
薬物乱用をするきっかけは、人間関係の悩みであったり現実逃避、精神不安や社会への不満、興味本位など、「心が弱っている状況や、目の前の問題から逃げたい」ことが大きいのだそうです。生きていれば誰もが感じる気持ちですね。
先生のお話から「自分にも薬物乱用の危険性があるかも」と考えること、そうならないためにどうすることがよい改善方法なのかを考えること(「7カ条」)が大切、と改めて感じることができました。
<生徒の感想・一部抜粋)>
・私たちの身近にあるタバコやお酒も薬物であって、ノンアルコールと書いてあっても未成年では飲んではいけないということが分かりました。そして危険ドラッグを売る人の誘惑の言葉に負けないようにしたいです。(1組女子)
・私は家族や先生に相談することは必要なことだと感じました。なぜならひとりで抱えているといつか爆発してしまい、どんな行動をするか予測できないからです。これから気をつけて生活したいです。(2組男子)
また、佐藤先生は、2020年東京オリンピックに向けてスポーツファーマシスト(福島県では26人だけ)としても活動されているとのことでした。
東京オリンピックでは日本人からドーピング違反を絶対に出さない、という目標を力強く語っておられたのが印象的で、”アンチドーピング”の視点でもオリンピック準備が進んでいることを身近に感じた時間でもありました。
※公認スポーツファーマシストとは
最新のドーピング防止規則に関する正確な情報・知識を持ち、 競技者を含めたスポーツ愛好家などに対し、薬の正しい使い方の指導、薬に関する健康教育などの普及・啓発を行い、 スポーツにおけるドーピングを防止することを主な活動とします。
薬剤師の資格を有し、所定の課程を修めた方が、(公財)日本アンチ・ドーピング機構より認定される資格制度です。(引用:スポーツファーマシストHPより)
インフルエンザの予防について
これから2ヵ月間は受験シーズン(私立、県立Ⅰ期、県立Ⅱ期)となります。3年生だけではなく全校生徒でインフルエンザ予防に力を入れていかなくてはならないと考えています。
朝の段階でお子様に発熱が見られる場合は、受診し、登校について医師の判断を仰いだり、登校を見合わせたりしていただければと思います。また、インフルエンザによる出席停止期間については、「発症した後(発症の翌日を1日目として)5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」となっておりますので、あわせてご協力ください。(発症した日は0日となります)
下記をクリックすると発症日(発熱した日)と解熱日による出席停止期間の例を確認することができます。
インフルエンザ・出席停止期間の例.pdf
3年思春期保健教室を開催しました。
授業の冒頭に「挨拶ゲーム」です。薬品を使用しているので、みんなゴーグル着用です。
ゲームの後、試薬を滴下して自分のコップの水を調べると、
ピンク色に変化した人と透明なままの人に分かれ、その意味が分からず、みんな一時騒然。
日本は先進国の中で唯一、HIV感染者数・エイズ発症者数が増加している実態があります。また、10代20代の若年層の性感染症はクラミジア感染症が最多です。また、ここ2、3年の傾向として、一時激減していた梅毒が急激に増加していることが専門家の間で危惧されています。
この挨拶ゲームは性感染症の感染の広がりを疑似体験したものでした。この後、松本先生から性感染症とは何か、感染経路は、種類は、症状は…など詳しく説明がありました。
また、グループで「性感染症に罹らないためにはどうすればよいか」話し合い、考えを出し合いました。生徒達からは「定期的に病院で検査する」「相手のいやがることはしない」などが多く出されていたようでした。
松本先生からは、冒頭の「挨拶ゲーム」から、「誰とも水を交換しなければ罹らないね(=性行為はしない)」もしも将来、性行為をすることになったら、「決まったパートナーと」「必ずコンドームを使って」「お互いに検査して」行動することが大切とのアドバイスがありました。
男子は精通があれば、女子は初経があれば性行為によって妊娠する可能性があります。同時に性感染症に感染するリスクも生じます。感染に気づかずにいると将来、男性も女性も不妊症になったり、生まれた子どもに感染させる危険性も生じます。
今の行動が自分の未来につながっていること、本当に相手のことを思っているならば「愛している」の言葉だけで安易に行動してはいけないこと、生徒達は真剣に松本先生の言葉に耳を傾けていました。
また、デートDV(親密な関係の人への暴力)被害にも触れました。束縛は愛情ではない、ひとりで悩まずに必ず誰かに相談することが大切であることを強調されていました。
授業後に「いやなことはいやだとはっきり言葉で言う」「いやだと言われたときは無理強いしない」との感想も多く書かれていました。
4月からは南中を離れる3年生、今日の授業で学んだことを心の片隅において、それぞれの夢に向かって進んで欲しいものです。
1年生の食に関する授業
5校時に田村市学校給食センター・主任栄養技師、大山信代先生をお招きして実施しました。テーマは「朝食の役割と生活リズム」です。
本校の1年生は、先日の「生活リズム調査」から最終日の朝食摂取率が100%で、全員が欠食することなく食べて登校していました。(第1回時も100%でした)
しかし、大山先生からのお話で「朝食を食べない割合は、中学・高校と進むにつれて増加し、年代別では20代で朝食を食べない割合が最も多くなる傾向がある(図1)」ことや、「朝食を食べる習慣がない人ほど、脳出血・脳梗塞などのリスクが高い(図2)」ことを知りました。また、大学合格率や、年収と朝食摂取率の研究データもあり、生徒達も少し驚いた様子でした。
(図1) (図2)
その上で、改めて朝食が自分にとってどのような役割を果たしているのか、考えるよい機会とすることができました。さあ、あとは実践あるのみ!!
…ですが、家庭の状況によっては「食べることはできても、主菜や副菜などの栄養バランスまでは急には難しい」場合もあると思います。
「受験で勝ち抜きたい人の勝負メシ」 ”みそだま” ”マグごはん”
大山先生からは、みそ汁の良さ(大豆のたんぱく質、具材の栄養、水分補給、体も心も温まる)を紹介され、子ども達は熱心に耳と目を傾けていました。 授業後、朝食としてのみそ汁のよさ、すばらしさについて知り、「ぜひ取り入れたい」との感想が多く書かれていました。
子ども達にとってよいことは、働く現役世代・祖父母世代にとってもよいことが多いものです。朝の忙しい時間ですが、お子様が朝食を必ず摂って登校すること、そこに温かいみそ汁(スープ)があること、できれば家族の誰かと食べること…について引き続きご配慮いただければと思います。
第2回朝食を見直そう週間運動、実施中
6月の第1回に続き、福島県教育委員会の主催実施しています。
朝食を食べて登校すること、朝食の内容についても保護者のみなさまのご協力をよろしくおねがいいたします。下記をクリックすると、実施についての趣旨・方法等についてお知らせした保護者宛文書を見ることができます。
28第2回朝食について見直そう週間運動・通知.pdf
期間中、全校生が各自で朝の時間に「生活リズムチェック」で就寝・起床時間や夕食、朝食の摂取状況について、毎日振り返り、記録しています。よりよい生活リズムと朝食の重要性について考える機会にしたいと考えています。
とくに今回は「朝食にみそ汁を食べる(飲む)」ことについても調査していきます。
これまでの本校の朝食摂取率・その他の結果(県平均との比較など)については、下記をクリックするとご覧いただくことができます。
南中・朝食摂取率の推移.pdf
2年生・食に関する指導がありました。
9月末の新人戦を控え、自分が高めたい運動能力ごとにどんな食べ物を意識して食べればよいか等、具体的に教えていただき、2年生にとってまさにタイムリーな内容でした。
朝食や1回の主食量、肉や魚、野菜や果物、乳製品等の摂取状況により点数が加算されたり減ったりします。合計得点により「スポーツ選手にふさわしい食事です」「あと1歩」「フツーの中学生レベル(その食事で大丈夫?)」のどれに自分が当てはまるか確認しました。
またクイズを通して、高めたい運動能力ごとに必要な栄養素と、それらを含んでいる食品を学びました。
また、スポーツ貧血への注意と予防、試合前日・当日・試合後の効果的な食事や適切な水分摂取方法などについても具体的に知ることができました。
2年生のみなさん、ぜひ今日の学習で学んだことを毎日の食生活で意識して、新人戦で自分たちの目標を達成してくださいね。