夢・愛・自立~Dreams come true!~

思春期保健教室(2年生)を実施しました。


 今年度も吉岡利恵先生(助産師、郡山市在住)を講師にお招きしました。(保健体育1時間)
吉岡先生は、女性の妊娠、出産という命のはぐくみと誕生の場面に長年立ち会われてきました。
 その一方で、特に十代の子ども達が抱える性に関する様々な問題と現実にも向き合っていらっしゃいます。
授業のテーマは「異性への理解を深めよう」です。


水野谷先生から、「あなたは異性の友達が欲しいと思いますか」等、
授業に先立って実施したアンケートの結果を共有しました。
生徒達は照れながらも関心を持って聞いています。


男女別にグループワーク「この場面でB君の気持ちは?」「B君が家に1人だと知ったA子さんの行動、どうするかな」
場面設定を通して、意見を発表しあいました。
吉岡先生の話から、男子と女子では意識や感じ方、性衝動の度合いが異なること、それは男性ホルモンの量の違いによるものであり、女性にも男性ホルモンの分泌があることなどを学びました。




あなたは『やらない』は赤、『やるかもしれない』は黄色、『親しければ軽いのりでやる』は緑のシールを貼ってみよう」
「次は、同じ項目について、自分がされる側としても考えてみよう」…デートDVについて、全員で考える場面です。
全ての項目がデートDVにあたる項目です。



自分が相手に対して「軽いのりでやる」ことも、逆の立場で”される側”になった場合は「いやだ」と感じたり、
自分は「やらない」けれど”される側”になるのは「いいと思う」と答える生徒もいたりします。

 思春期にある2年生はまさに、自立能力(自分の命を守る)と生殖能力(次世代の命を守る)を身に付ける時期であるとともに、自分以外の人に感心が高まる時期です。
 異性との関係や性的接触に関心が高まり、様々な悩みや葛藤をかかえがちです。
よりよい異性との関係を築くために、信頼できる大人に相談すること、暴力(デートDV)ではない方法での解決方法を探ることが大切であることを学びました。