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思春期保健教室3年「性感染症について知ろう」

 今年度も、助産師・松本美津子先生(郡山市在住)をお招きし、3.4校時(保健)に実施しました。
 性感染症は、性的接触によって感染する病気です。
中学生は、性機能の成熟(新しい生命を誕生させることが可能になること)がすすみます。
異性と望ましい人間関係を気づくために、正しい知識を得て、より適切な行動選択が必要となってくる時期といえます。

  
 挨拶ゲーム(感染、感染経路の疑似体験)から始まり、松本先生の講義、グループワークなどを通して、性感染症の種類や感染経路、予防方法について学ぶことができました。
また、大切なパートナーと出会ったとき、望ましい関係性を築くためにどのようなことが必要かについて、深く考えさせられる時間となりました。

  
会話はしない・目があった人と水を半分ずつ交換→試薬を滴下すると、ピンク色になった生徒とならない生徒が…なぜかな?

  
「色が変わった生徒は感染しましたよ」誰と水を交換しましたか?たどっていくと…「感染源は…水野谷先生!」

  
「どうすれば、性感染症を予防できますか」グループになり、それぞれの考えを出し合い、発表しました。
「全く関わり合いを持たなければいい!」「男子校、女子校にいけばいい!!」…ん~、現実的に難しい。

   
「挨拶ゲームで感染した人がいたね。水を交換しなければどうだっただろう?言葉を交わしていたらどうなっただろう」

  
  グループワークで出された意見

 3年生保健の単元「健康な生活と病気の予防」のなかに「感染症とその予防」にがあります。
感染症予防に必要な3要素、感染源や感染経路対策、体の抵抗力への対策についても、インフルエンザ等を例に教科書で学びます。その上で「性感染症とその予防/エイズ」について学習します。

 教科書を読めば書いてあることだとしても、専門的立場の方から聴き、また、友達同士で意見を出し合い話し合うことは本当に貴重な経験です。

 松本先生が「自分の気持ちを言葉で伝えあうことはとても大切。どちらかが本当の気持ちを言えない関係は、よい関係とはいえない。恋愛は”一緒にいると安心な気持ち”になるものだから」
「自分の気持ちを尊重して欲しい。だから、相手の気持ちも尊重してあげる。そんな関係性をつくって欲しい」とおっしゃっていました。

生徒より、うん十年も人生経験を重ねた教師も、毎回考えさせられる授業です。