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カテゴリ:保健、食育

1年保健「心の健康とストレスへの対処~折れないこころを育てる~」

 2月20日(火)の5,6校時に実施しました。今年度も針生ヶ丘病院臨床心理士の大森洋亮(ようすけ)先生を講師にお招きしました。これは、田村市事業「10代の心を守る授業」として毎年開催しています。
思春期真っただ中といえる中学1年生、大人の体へ大きく変化し、心も成長し、”第2反抗期”といわれる時期です。同時に様々な悩みや不安も抱えやすいものです。

大森先生はこの思春期の年代を、大人でもない、子どもでもない、「ことな」と呼んでいます。
まさに「ことな」の生徒達が、自分自身に起こる様々な心の動き、特徴を客観的に理解することが必要です。
その上で、対人関係(友達、家族、先生等)でのストレスに敏感な時期(=思春期危機)を乗り越えるためにはどんな考え方、行動が大切かについて、様々な角度から伝えてくださいました。

  
はじめに授業前に行った事前アンケートの結果を水野谷先生が報告しました。自分たちの結果にうんうん、と頷いたり驚いたり。改めて共感する場面でもあったようです。(続きは下記をクリックしてください)


2時間続きの授業、真剣に目と耳を傾ける1年生。
    
「過去と他人は変えられない。しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる」(エリック・バーン)
「ことなの時期である思春期は、対人関係のストレスに敏感であり、自分を安定させるために『居場所・仲間・役割』が大切になる」

   
リラックス健康法の体験。腹式呼吸に続いて、「隣の友達の肩に手を当てましょう。どの辺が気持ちいいか、相手に聞くんだよ」「両手を肩においてもらうと、身体が温かくなって、少し元気がわいてきます」「3回腹式呼吸をしたら、前の人にそっと『お疲れ様』と声かけしましょう」
 
  
「肩を回して」「ぎゅうーっと両手を伸ばしてだらーんと力を抜いて」 「身体の緊張がほぐれると心もリラックスしてきます。」

<生徒の感想(抜粋)>
・これから自分はイライラせず、落ち着いて物事に対処したいです。理由は、いつも部活や勉強、生活などですぐイライラしてしまうので大森先生から教えていただいたリラックス法でいつもの自分を落ち着かせたい。(男子)
・私は、授業の前のアンケートで「眠れない」に当てはまったので、今日学んだリラックスをして身体の力を抜くということを試してみようと思いました。ストレス対処法も「行動を変えて見る」「相談」「リラックス」などをしてストレスがたまっても生活や心身に影響が出ないようにしたいです。(女子)
・まず自分でできると思ったことは、けんかの時のトーンを下げることだと思いました。なぜなら自分の声のトーンを下げるくらいなら誰でもできるしとてもメリットが多いからです。とても小さなことかもしれないけど、これを続けられるよう、しっかりとがんばりたいと思います。(男子)
・ストレスをためすぎないようにリラックスをして、しっかりと寝ることを心掛けたいです。マイナス思考、プラス思考だけでなく、2つともできるようにしたいです。友達が落ち込んでいるときにも、自分で声かけができ、友達が気持ちよく生活できるように挙力していきたいです。(女子)