カテゴリ:今日の出来事

津軽三味線公演会②

     
津軽三味線は激しいバチさばきの他、即興演奏が入ることも特徴だそうです。佐藤さんが目をつぶって一心に演奏している姿と魂を揺さぶる三味線の音に、全員圧倒されながら鑑賞しました。演奏の合間、実は佐藤さんの御尊父は常葉町関本のご出身という話があり、大変驚きました。芸術家派遣事業で他県や福島県内の小中学校で何度も演奏されているそうですが、本校児童の掛け声や手拍子、ねぶた囃子に合わせた「ハネト(跳人)」のノリが、とても元気ですばらしいと誉めてくださいました。
本物の芸術にふれた1時間弱、またひとつ子ども達の心に「日本文化」が刻まれた貴重な時間となりました。

津軽三味線公演会①

     
11月22日(水)千葉県成田市在住の津軽三味線奏者 佐藤通弘先生をお招きして、津軽三味線公演会を開催しました。「つがるさんさがり」盆踊り曲「十三(とさ)の砂山」「津軽甚句」など有名な曲を演奏してくださいました。次は三味線の発祥と変遷について説明してくださいました。インドのシタールという楽器が中国、沖縄、日本と伝わって、三味線となったこと、日本で独自のものはバチが付いていること、などです。長い年数、さまざまな民族によって伝えられてきたことが分かりました。また、普通の三味線はネコの皮がはってありますが、津軽三味線は強くたたき付けるように弾くため、犬の皮を使っているそうです。津軽三味線は明治時代に確立した比較的新しいジャンルの音楽であることも教えていただきました。