出来事

王冠 6年生「算数」資料の活用

今日は6年生の「資料の活用」の研究授業を行いました。

前々回の指導要領の改訂により、中学校の学習内容から小学校に降りてきた内容です。

ヒストグラム「柱状グラフ」や「度数分布表」を活用することにより、データの分析を、従来の平均値のみで判断するのではなく、中央値(メジアン)や最頻値、成功する割合などなど、様々な視点でデータを分析して、理論的に優位を説明する資料にします。

例えば、柱状グラフや度数分布に優勝する回数のラインを引くと、そのラインの前後にピークが来ていることで比べる。最頻値がそのラインに重なるなどなど、比べる材料は生まれます。

ある6年生は、そのラインを超えた回数を全体回数で割ることにより、成功する確率を求めることで比べる材料にしました。この考えには、聞いていた教師も、思わず納得しました。

この時、6年生の男子は、「自分の考えを、○○さんの考えに揺さぶられた」という表現をしました。

昨日の国語では、本文を根拠として筆者の考えや、登場人物の心情を読み解く話し合いを進めましたが、

今日は、資料のデータの数値を根拠にした話し合いが進められました。6年生。白熱しました。

この写真は、授業の後半に、担任がオリンピックの走り幅跳びの記録を出した瞬間です。

2位と3位の選手の走り幅跳びの予選・決勝の記録を出したのです。そして、先生は、「2位の選手はどっちだっでしょうか?」と問いました。

この6年生の前のめりが、求めている「本物の姿」だと思いました。

6年生のこれからの成長が楽しみです。