2020年3月の記事一覧

令和元年度 卒業証書授与式

 3月23日に卒業証書授与式が行われました。3月4日から新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休業となっていましたが、今日久しぶり登校したにもかかわらず、卒業生は立派な態度で式に臨むことができました。時間短縮・出席者制限の中で行われた卒業式でしたが、思い出に残る卒業式になりました。

 

臨時休業中の生活について

 臨時休業中の生活について、福島県教育委員会より、臨時休業中の「家庭学習の充実」や「生活で気を付けてほしいこと」などについて通知がきました。長文のためメールで送ることができませんので、常葉小学校ホームページに掲載させていただきました。ぜひご覧になってください。ホームページに掲載した内容をお子様にお伝えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

1 家庭学習の充実について
 学習意欲の低下や遅れが心配されますので、下記のインターネット上のコンテンツを活用し、家庭学習に生かしてください。
 学力・学習状況調査復習シート https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/70056a/katsuyourinji.html
  
  臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト(子供の学び応援サイト)

  https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm 

2 生活で気を付けてほしいこと 
 生活の乱れやメディア・ゲーム・ネットなどの使用時間が増加することが心配されますので、次の点に気を付けて生活してください。また、不審者等にあわないように不要不急の外出をしないようにしてください。
 (1)規則正しい生活を心がける。
 (2)不要な外出をひかえる。
 (3)テレビ、ゲーム、SNSなどの時間を適切に設定する。

3 心のケアについて
 ストレスの増加が心配されますが、心のケアについては、次の電話相談を活用することもできます。
   ふくしま24時間こどもSOS 0120-916-024
   ダイヤルSOS 0120-453-141

4 健康面について
 日常の健康管理と感染を未然に防ぐ行動が大切です。また、免疫力を高めるために、バランスのよい食事、十分な睡眠、運動の工夫など規則正しい生活を送ることが大切です。感染予防の面では、咳エチケットや手洗いなど通常の感染対策を行うことと、人混みや繁華街などへの不要の外出をひかえるようお願いいたします。
  健康な生活をするために次の点に気を付けて生活してください。
  ○健康状態・生活習慣の自己チェック
   ・春の生活チェック表を活用してください。(学校で3月3日に配付しました。)

福島県教育長メッセージについて

 福島県教育長より「児童・生徒の皆さんへ-学校の臨時休業に関する福島県教育長メッセージ-」が発表されました。長文のためメールで送ることができませんので、常葉小学校ホームページに掲載させていただきました。低学年の子どもたちには、メッセージを保護者の皆様からお伝えいただければ幸いに存じます。なお、3月23日に登校したときに、このメッセージをプリントで配付いたします。よろしくお願いいたします。

 

児童・生徒の皆さんへ -学校の臨時休業に関する福島県教育長メッセージ-

 学校が臨時休業となってから約1週間、高校生は10日となります。皆さん、どのように過ごしていますか?
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにはやむをえないことでしたが、入学試験や卒業式を控える年度末の重要な時期に、心の準備もままならないうちに、急に先生や友達に会えなくなってしまいましたね。胸が痛みます。
 準備期間が短かったにも関わらず、保護者の皆様、教職員の皆さん、放課後児童クラブの運営を行う皆様など子供たちに関わる多くの方々が準備に奔走してくださり、無事に休業に入ることができました。また、臨時休業中の子供たちを、創意工夫を重ねて見守っていただいていることに心から感謝申し上げます。
 児童・生徒の皆さんは、新型コロナウイルスという見えない敵、そして、いつ学校が始まるのかわからない状況に対して、不安を感じているかもしれません。特に、中学生、高校生の皆さんは、9年前の3月に似たような経験をしたことを思い出すかもしれません。
 このようなときだからこそ、一人一人が何をするべきか冷静に考え、判断し、行動していくことが大切です。そして、ピンチの中からチャンスを見いだしていく前向きさを失ってはいけません。臨時休業という状況を、感染拡大の防止のみならず、学習や生活の面でも何とか有意義なものにしたいものです。
 まず、今は新型コロナウイルスの感染の拡大防止が最優先です。学校から今回の臨時休業の趣旨、注意事項などが伝えられていると思います。未知のウイルスであるが故に、ウェブ上には誤った情報が流れている場合もありますが、何が正しい情報かを見極め、感染拡大防止に向けて何をすべきか、何をすべきではないのかを冷静に判断してください。
 次に、皆さんの心身の健康についてです。不規則な生活になっていませんか?ゲームばかりしていませんか?時々は体も動かしていますか?誰かとお話できていますか?時々笑っていますか?もちろん人混みに出かけることは控えていただく必要がありますが、ジョギングや縄跳びなど可能な運動もあります。それぞれに自分と向き合って考えてみてください。
 そして、急にできてしまった「何もない時間」を有意義に過ごす方法を考えてみましょう。普段は、学校、部活動、習い事等で忙しくしているので、急に時間ができると何をしたらよいかわからなくなりがちです。
 例えば、日常生活の中で家庭のお手伝いをしてみませんか?小さくても普段できない体験活動です。家族の方とコミュニケーションをするきっかけにもなります。居場所と役割があると気持ちが前向きになります。
 このような時期だからこそ、本や新聞を読んで物事を考えてみてください。今のところは県立図書館も開館しています。団体活動はできませんが、個人利用はできます。ビブリオバトルへの参加もお待ちしております。
 この機会に苦手科目を克服するのはいかがでしょうか?ふくしま学びのネットワークの前川直哉先生も提案されているように、時間が取れる時にしかできない広い範囲の復習なども考えられます。ウェブ上にも様々な無料の学習コンテンツが掲載されています。
 中学生や高校生の皆さんは、自分が政治家になったつもりでテーマを決めて、友達や先生とウェブ上で議論することもできます。SDGsの中からテーマを選ぶのもよいと思います。「君が学ぶと世界が変わる」と私も思います。
 なお、今回の休業のために、学年の修了や卒業などが不利になることは決してありません。授業ができなかった分をどのように補うのかについては、教育委員会や校長先生がきちんと考えてくださっています。
 最後に、まわりの人たちへの心配りです。弟や妹がいれば、日常の生活が一変してしまった不安をいたわってあげてください。ご両親をはじめとした大人の皆さんも大変な苦労をしています。自分に何ができるかを考えてみてください。新型コロナウイルスに関連して、いじめや差別があってはならないことは言うまでもありません。
 普段当たり前であると思っていた日常的なものが、無くなってみて初めてその重要性に気づくことがあります。学校は、皆さんにとってそのようなものなのではないかと思います。
 ピンチをチャンスに変えることは簡単ではありません。しかし、福島県は「チャレンジ県」としてピンチをチャンスに変えようと、この9年間皆で力をあわせ復興に取り組んできました。その蓄積を今こそ生かしましょう。
 少しでも皆さんの不安が減って、有意義に過ごせること、そして、早期にウイルスの感染が終息して学校が再開し、皆さんがまた笑顔で先生や友達とともに過ごせるようになることを祈っています。
                      令和2年3月12日 福島県教育委員会教育長 鈴木淳一

常葉小・中学校連絡通路

 常葉小学校と常葉中学校をつなぐ連絡通路が完成しました。4月から小中一貫教育が行われ、常葉中学校で学習してきた6年生が今日初めて連絡通路を使って常葉中学校に行きました。常葉小学校の4階につながった連絡通路を通ると、あっという間に常葉中学校に着きます。連絡通路を渡りおわると常葉中学校の先輩たちがあたたかく迎えてくれました。