本物に学ぶ授業、1月27日(金)3・4校時、5・6年生<国語>、「俳句教室」です
。要田小卒業の大先輩、橋本賢司先生に来ていただきました。要田小の校歌は、遠藤喜美治:作詞、古関裕而:作曲です。現在は「花にもみじに 守られて…」ですが、橋本先生が小学生の時の校歌は「五つの大字(あざ)の むつまじく…」だったそうです。橋本先生が歌って下さいました。曲は同じ、詩が違います。そして、詩は「七五調」になっているのです。紹介します。
五(いつ)つの大字(あざ)の むつまじく
力(ちから)を協(あわ)せ 展(の)びて行(い)く
郷(さと)に萌(も)えたる 若草(わかくさ)よ
抱(いだ)く望(のぞみ)の 大(おお)いなれ
すべて「七五調」です。今の校歌はというと… 「七六」がありますね。
花(はな)にもみじに 守られて
優(やさ)しい心(こころ)
磨(みが)きながら 世(よ)の雨風(あめかぜ)に たえるよう
身(み)に養(やしな)おう
たくましさを
俳句の3つの約束は、①17音でまとめる(5・7・5) ②一句の中に一つ季語を入れる ③感動を17音にまとめる です。
子どもたちが作った2つの俳句で「句会」が開かれました。橋本先生、内池先生を含めて17の作品から好きな俳句を選び、選んだ理由を発表します。俳句は「豆まき」と「ふきのとう」を季語として作られたものです。子どもたちの俳句を紹介します。
【豆まき】
○ 幼ち園 みんな泣き泣き 豆投げる → 幼ち園 みんな泣き泣き 豆をまく
※ 「豆投げる」は季語ではないので「豆をまく」と先生が直して下さいました。幼稚園の時に鬼が怖くて泣きながら逃げている様子がわかりますね。
○ 豆をまき 部屋に散らばる 子どもたち
○ バタバタと 今年もみなで 豆まきだ
【ふきのとう】
○ ふきのとう 子どもの声で 目を覚ます
○ 花のよう きれいな形 ふきのとう
○ ふきのとう 緑と白の 天ぷらに
橋本賢司先生、ありがとうございました。