丸森日誌

日々の雑感をつれづれに・・・

田村っ子のルール10に思う

昨日は、田村市の立志式が行われた。その要項の裏に「田村っ子のルール10」が掲載されていた。これは「あいさつをしよう」「うそはつかない」「はきものをそろえよう」などの10個の生活のルールである。私の郷里会津若松にも「あいづっこ宣言」なるものがある。こちらは、日新館の什の教えの現代版のようなもので「人をいたわります」「がまんをします」「夢に向かってがんばります」など六つの宣言が書かれてあり、最後に「ならぬことはならぬものです」と結んでいる。田村っ子もあいづっこも、どちらも似ているのだが、あいづっこは、どちらかというと精神的な面が多く、田村っ子は、具体的な行動面を示しているように思う。そして、田村っ子のルール10には、次のような文が書かれている。「あたりまえのことをあたりまえに思ってあたりまえに行動する」。私は個人的にこの部分が気に入っている。田村っ子のルール10は、ルールではあるが、それを破ったりしなかったりした時のペナルティーはない。しかし、自分が人として生きていく上で、よりよく生きていくためには、このルールを守らないよりは守ったほうがいい。そして、なぜ、そうするのかというと、それは、そうすることが「人として生きていく上であたりまえのことだから」。やりたくないからしない、ではないのだ。そうすることがあたりまえのことだからやるのである。だからこそ、この田村っ子のルール10は、学校だけで教えるものではなく、家庭、地域一緒になって、教えていかなければならないのである。

好きな言葉

私が子どもの頃、我が家には「名言・格言カレンダー」なるものがあり、そこにいろいろな人の名言・格言がのっていました。その中から、家族一人一人が、自分の好きなお気に入りの言葉を選んでいました。前回紹介しました「施して報いを願わず、受けと恩を忘れず」の言葉は、私の両親の好きな言葉でした。私の兄が好きな言葉は「人生二度なし」。これは、哲学者、森信三の言葉。妹の好きな言葉が「笑顔は人生の花」。今、思うことは、それぞれの家族が、自分の好きな言葉のように生きているなあということ。両親は、周りの人からいろいろと頼りにされ、相談を受けることが多く、それらを嫌な顔一つせず応対していました。兄は、中学から始めた剣道をずっと続け、まさに剣の道一筋に生きています。妹は、言葉のとおり、いつも笑顔で楽しそうに周りの人に接し、周りの人も笑顔にさせています。では、私はと言うと、好きな言葉は「いまやらねば、いつできる。わしがやらねば、だれがやる」。これは、彫刻家の平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)の言葉。今やれることに、今やれる力を惜しむことなく注ぐ。自分がやれることには、人任せにすることなく、精一杯取り組む。そのように生きていきたいと、常に思っています。

日本人の真心 その2

同じく日本人の真心をテーマに取り上げた映画が、「海難1890」である。この中で紹介されている「エルトゥールル号遭難事件」は、6年生の社会科の教科書にも取り上げられている。実はかつて6年生の社会の授業をした時に、そのエルトゥールル号遭難事件と、それから100年近く経ったあとのイラン・イラク戦争でのトルコ救援機による日本人救出のことを取り上げたことがあった。だから、今回、その二つの出来事が映画になったことを知り、とてもうれしかった。映画はまさに、前述した「施して報いを願わず 受けて恩を忘れず」であった。自分たちの貧しい暮らしを犠牲にしてまで、異国の遭難者達を救出し、介抱した和歌山県の漁村民たち。そして、そのように自国の先祖達が助けてもらったことを、ずっと忘れずに語り伝え、そして、100年後、今度はその恩を返すのは自分たちの番だと、自分たちにも危険が迫っている状況で、日本人達を救ってくれたトルコの人たち。人間って、なんてすてきなんだと改めて感じることができた。この出来事や杉原千畝のような人物がいたことを、多くの日本人が知り、そして、自分たちが日本人として、人間として誇りを持って生きていくことをできるといいなあと思う。

日本人の真心

年末の映画の中に、日本人の真心をテーマに取り上げている映画があった。その一つが「杉原千畝」。日本のシンドラーと称される彼の業績は、まさに日本人としての真心である。その彼の真心を作り出したのが、彼が学んだハルピン学院の教えでもある。ハルピン学院校訓「自治三訣」は、「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そして報いを求めぬよう」である。私は、これを知った時、ある言葉を思い出した。それが「施して報いを願わず 受けて恩を忘れず」である。これは、大隈重信の言葉とも言われるが、江戸時代の中根東里(なかねとうり)という儒学者の言葉のようである。困っている人がいたら手をさしのべる。そして、そのことで相手になにか見返りを求めたりはしない。しかし、逆に、自分がだれからか助けていただいたのなら、そのことは決して忘れてはいけない。そして、今度は自分がだれか困っている人はいたら助けてあげる。これは、日本人に限らず、人としての生き方でもあると思うのだが、悲しいことに、このような生き方・考え方は今やどこかにいってしまったのかと思う時がある。何かしたら見返りを求める。それを当然のように主張する。自分だけ施すことは損だという。そういう温かいの血が流れていないような態度・考え方。杉原千畝の生き方を知ることで、損得だけでない、真心をもって対応することの素晴らしい、美しさを感じてもらえたらと思う。

親の心が軽くなるハッピーな子育て術 その2

 してはいけないことの三つ目、「兄弟と比較しないこと」。全くおまえはダメなんだから、等と比較されて否定的なことを言われた子どもは、自分に自信を持てない子になる。だから、全ての子に「自分が一番愛されている」と感じさせることが大事。
 これらしてはいけないことを親はしないこと。そして、子どもがどんな悩みも打ち明けられる親になること。そのためには、親自身が、人間的に成長することが大切。それは、本気で生きている姿や深く自分を見つめる姿を、子どもに見せること。親が子どもに本気で仕事に打ち込み、深く自分を見つめ、悩み、それでも前に進もうとする姿を見せること。

 男の子を育てている親へ。将来、息子が就職、結婚等で自立できるように、男の子にこそ、しっかり家事を手伝わせること。そうして、フットワークのいい子に育てる。女の子を育てている親へ。人間関係で悩んだ時、ちゃんとSOSを出してもらえるように、弱音を吐ける家庭を作っておくこと。そのためには、親自身が家庭内で弱音を吐くモデルになること。

 家庭内で、肯定的な言葉「ごねんね、おねがいね、ありがとうね」を循環させる。親自身のスキンシップを大事にする。そして、自分のことが自分でもわからない思春期でも、会話を大事にし、子どもにはそうした方がいいことを伝える。そのキーワードは「あなたなら、できるよね~」

 あっという間の2時間の講演会であった。参加いただいた皆様、ありがとうございました。