丸森日誌

2015年5月の記事一覧

高柴山山開きに思う

山ツツジで有名な高柴山の山頂で、山開きの安全祈願祭は行われた。高柴山の登山口はいくつかあり、それぞれの登り口から40~60分で登れる。それでも、登山道はそれなりに勾配もあり、決して楽ではない。それなのに、かなりの人数の登山客が山頂に集まった。子どもから高齢者まで年代も様々だ。そうした中で行われた安全祈願祭。高柴山は小野町と田村市にまたがるので、それぞれの関係者も参列。そんな多くの方々の思いが寄せられた山開きだった。今年のツツジは例年より早めに咲いたそうだ。そして、古木などの手入れも行ったそうで、残念ながら、ツツジの花は満開とはいかなかったが、山頂からの眺めは気持ちがいいものだった。おそらく来年は、真っ赤に咲きそろったツツジの花が見られるだろう。登山をするといつも感じるのは、登っている時はきつくて、もう二度と来ないと思うことがあっても、山頂に着き、そして、下山して数日経つと、なぜかまた登りたくなるということだ。学校教育で子どもたちに登山を経験させるところがある。小さな一歩でも、ゆっくりでも、一歩一歩進んでいけば、必ず山頂にたどり着く。途中どんなにつらくても、自分の足で進むしかない。そういう達成感を味わわせることができるのが登山だ。そして、どっぷり自然の中に身を置くことができるのもいい。

運動会に思う

あんなに晴れの日が続き、当日も間違いなく晴れの予報であったのに、当日の朝から天気は急変、一面、曇り空。今にも雨がこぼれてきそうな空だった。しかし、結果オーライ。途中、小雨に何度か降られわしたものの、昨年のような風も吹かず、気温もそこそこまで上がり、決して寒くていられないという状況ではなかった。実際、翌日曜日は太陽も顔を出した晴れだったが、風が強くて、こっちの方が寒さを感じたくらいだった。それにしても、今回の運動会を終えて、改めて、南っ子たちの素直さ、健気さを感じた。団体戦を見てそう思った。競技に使った道具を決められたところに置く。競技のルールをしっかり守る。決してずるしてごまかそうとしない。そういう姿が至る所で見られた。いや、当たり前のことかもしれないが、この当たり前のことが当たり前のようにできることを、田村市の教育では目指している。勝ち負けだけでない、運動会で大事にしたいことを、子どもたち一人一人が目指して取り組んだ運動会だった。そして、朝早くの準備から、最後の片付けまで、保護者の皆さん、地域の皆さんに協力頂いた。心から感謝である。