本物に学ぶ授業、1月19日(火)は5・6年生<国語>、「俳句指導」です。要田小卒業
の大先輩、橋本賢司先生に来ていただきました。要田小の校歌、遠藤喜美治:作詞、古関裕而:作曲です。現在は「花にもみじに 守られて…」ですが、橋本先生が小学生の時の校歌は「五つの大字(あざ)の むつまじく…」だったそうです。橋本先生が歌って下さいました。曲は同じ、詩が違います。そして、詩は「七五調」になっているのです。紹介します。
五(いつ)つの大字(あざ)の むつまじく
力(ちから)を協(あわ)せ 展(の)びて行(い)く
郷(さと)に萌(も)えたる 若草(わかくさ)よ
抱(いだ)く望(のぞみ)の 大(おお)いなれ
すべて「七五調」です。今の校歌はというと… 「七六」がありますね。
花(はな)にもみじに 守られて
優(やさ)しい心(こころ)
磨(みが)きながら 世(よ)の雨風(あめかぜ)に たえるよう
身(み)に養(やしな)おう
たくましさを
俳句の3つの約束は、①17音でまとめる(5・7・5) ②一句の中に一つ季語を入れる ③詩にする です。郡山の「三汀賞」作品です。「ふきのとう 重いふとんを けとばして」(6年) 「ふきのとう」が季語(春)、ふとんを雪にたとえるおもしろさが感じられますね。
2時間目には、子どもたちが作った2つの俳句で「句会」が開かれました。先生を含めて19の作品から好きな俳句を選び、選んだ理由を発表します。俳句は「雪だるま」と「冬休み」を季語として作られたものです。子どもたちの俳句を紹介します。
【雪だるま】
○ 雪だるま みなの顔見て 笑ってる
○ 夜の中 星くず見つめる 雪だるま
○ 雪だるま お外でずっと 見はり番
【冬休み】
○ 何しよう 心がおどる 冬休み (心おどる<6>→心がおどる<7>に)
○ 一日に 重さ感じる 冬休み (重さを感じる<8>→重さ感じる<7>に)
○ うるさいと 言われてばかり 冬休み
橋本賢司先生、ありがとうございました。