全校朝会、お話を聞く会

    
2月5日(金)体育館で全校朝会とお話を聞く会を行いました。寒いので、ジェットヒーターを2台たいて暖をとりました。
始めに、校長先生から2つお話がありました。一つ目は「インフルエンザに気をつけましょう」ということです。二つ目、履き物を揃えることについては、「トイレで自分が用を足した後、次に使う人が使いやすいようにスリッパの向きをかえておくことは大切です。それは、学校の決まりを全員が守っているかどうか、一目で分かるしるしだからです。」というお話でした。

次に、お話を聞く会を行いました。今日は6年担任の先生のお話です。T先生は小学1年生の時、友達がピアノをじょうずに弾くのを見て、ショックを受けました。「自分もあの子と同じように、ピアノをじょうずに弾けるようになりたい。」と決心したT先生は両親にピアノ教室に通わせてくれるように頼みましたが、聞き入れられません。そこで、T先生は諦めることなく、自分一人でピアノ教室に行って、「私にピアノを教えてください。」とお願いしたそうです。その勇気ある行動に、聴いていた子ども達がざわめきました。T先生の熱心さに両親も楽器をあつらえてくれ、それからピアノ教室で猛特訓の数年間が過ぎました。
儀式や音楽の授業ですばらしいピアノ演奏を披露してくれるT先生ですが、昨年度、担任していた5年生に「どうして、先生はピアノがじょうずなんですか?」と尋ねられたそうです。その答えをずっと引き延ばしてきたけれど、このお話を聞く会をきっかけに、ずっーと昔の記憶をたぐり寄せ、ふと気づいたそうです。「わたしはピアノを弾くのが大好きで、小さい頃からずっと続けて練習を頑張ってきたから」と。「好きこそ物の上手なれ」「継続は力なり」
今日は感想発表を希望する子どもが50人もいて、驚きました。寒さも吹き飛ぶ、とても心に響くお話でした。「僕もはやく好きなことを見つけて、しっかり頑張りたい。」「T先生は中学1年生の時、本物のピアノを買ってもらってよかったですね。」さまざまな感想が聞かれました。