学校日記

第2回滝根地区地域学校保健委員会

 滝根地区学校医,給食センター栄養技師,幼稚園・小学校・中学校の教員と各PTA代表が滝根小学校に集い,滝根地区の子どもたちの健康課題について話し合いましたので,その主な内容を紹介します。

 まず初めに,各養護教諭より健康課題に係る報告が以下のようにありました。

●「う歯治療状況」

 〇幼稚園の時期に,乳歯のう歯治療を完了させておくことが大切である。

 〇個別の歯科指導を実施し,治療の必要性やう歯の原因,歯磨きの仕方を指導している。

 〇「自分の健康は自分で守る」という意識を持たせる指導を継続していきたい。

●「朝食摂取率調査結果」

 〇寝るのが遅くて朝早く起きられず,そのため準備が遅くなり,朝食を食べないという悪循環が見られる。

 〇シリアル食品や野菜ジュースのみで,朝食として不十分な内容の摂取となっている事例が見られる。

●「『たきねっこルール』チェック表の集計結果」

 〇水曜日以外は,時間を考えないでメディアを利用している事例が見られる。

 〇ノーゲームディの取組には,学習が一番多く,次に読書,睡眠と続く。

 〇メディア利用に関する子どもたちの自己評価と保護者の評価にはずれが見られる。

 次に,朝ごはんの必要性について給食センター栄養技師の方にお話ししていただきました。朝食をとると,「体温の上昇」「規則的な便通」「脳の活性化」などの効果があり,とても大切であることを各学校で子どもたちに指導しているとのことでした。その後,各グループに分かれて協議し,話し合った内容を報告し合いました。

 最後に学校医の方々より以下のご指導をいただきました。

 〇朝食はエネルギーのもとであり,酵素の働きを活性化させる。

 〇走る(運動する)ことにより,脳は活性化され,賢くなる。

 〇う歯は生活習慣病であり,歯磨きの習慣など,その予防は乳幼児期が大切である。水と歯ブラシだけでよい。

 〇三食をしっかりと食べることにより間食が少なくなる。そうすると,う歯になりにくくなる。

 これからも,子どもたちの健康課題についてしっかりと向き合い,保護者・地域の皆様と連携して課題解決にあたっていきたいと思います。