学校日記

放射線学習 ~コミュタンふくしま見学~

5年生は、三春町にある「環境創造センター コミュタン福島」に行って、放射線の学習をしてきました。

はじめに、食品から出ている放射線の量を調べました。
調べた物は、コーヒー、減塩食塩、お茶、カリ肥料、湯の花、こんぶ、食塩の7つ。
子どもたちが、いちばん放射線量が多いと予想したのは「カリ肥料」でした。
放射線量を測る機械の使い方について説明を受け、さっそく測定です!

 

  どの班もとても手際が良く、交代で次々放射線量を測っていきます。特に「湯のはな」の放射線量を測っているときは、
「先生!この放射線量、すごいです!」
「放射線量、ハンパない!」
と大はしゃぎでした。
測定の結果、この中でいちばん放射線量が多かったのは、
1位 湯のはな
2位 減塩食塩
3位 こんぶ  カリ肥料(班によって結果が分かれました)

 

減塩食塩は、普通の食塩とは違ってカリウムが含まれているそうで、その中に含まれる「カリウム40」が放射線を出すということでした。身近な食品から放射線が出ていることに、子どもたちは驚いていました。

そのあとは、映像や展示で、東日本大震災、そして福島第一原発事故について学習しました。「よく覚えてない。」という子も、「お母さんと逃げたことは覚えてる。」という子もいました。いまだに避難生活を続けている方がいらっしゃることについても知ることができました。

 

 

霧箱という放射線の存在を見ることができる装置で、私たちの身の回りでは放射線が絶えず発生していることを知ることもできました。時間の経過とともに、放射線量は減少していることも知りました。

楽しい展示がたくさんあり、「もっといろいろ見たかった!」という子もたくさんいました。ぜひご家族で行ってみてはいかがでしょうか。

そして、子どもたちに私たち大人が体験した、震災のことを語り継いで行くことが大切ではないかと考えます。