学校日記

放射線の学習

5年生は放射線について学ぶため、
三春町にある福島県環境創造センター(コミュタン福島)に行ってきました。
バスでゆられること約40分、昨年オープンしたばかりのとてもきれいな施設です。

普段見えない放射線をみることができる『霧箱(きりばこ)』には子どもたちも興味津々。
白くかすかに見える物が「放射線」です。
「放射線ってこんなにあるんだね~。」

「放射性物質からはなれると、数値が低くなったよ!」

身の回りの物から出ている放射線を測る実験も行いました。
コーヒー、きざみ昆布、減塩食塩、お茶、肥料、湯のはな、食塩をそれぞれ専用の機械で測定します。
「えっ、どんどん数値が上がってきた…!」

「予想とぜんぜん違う・・・」

一番放射線の数が高かったのは…「湯のはな」でした。
「え、じゃあ温泉って体によくないの…?」
安心してください。人体に影響を及ぼす値ではありません。

最後に360度全方位から体感できるシアターで迫力満点の映像を見て、今日の校外学習は終了です。
福島で生きていく子どもたちにとって、放射線を正しく理解し、正しく怖がりながら上手く付き合っていかなければいけないものです。
放射線についての理解がより深まった1日となりました。
様々な体験が無料でできる素晴らしい施設ですので、機会があればお子さんと行ってみてはどうでしょうか。