夢・愛・自立~Dreams come true!~

学校保健委員会

本校を会場に、船引南地区学校保健委員会を開催しました。学校保健委員会は 学校における健康に関する課題について話し合い、健康づくりを推進するための組織です。船引南地区では、長い目で子どもたちの健康を育むことができるよう、船引南幼稚園、小学校、中学校が連携して開催しています。

今年度は、三島町教育委員会学校教育アドバイザーの小杉一浩先生から「スマホが与える心身への影響について」と題し、スマートフォンの長時間使用が健康に与える影響について講話をいただきました。長時間のデジタルデバイスの使用は、視力低下を招くだけでなく、斜位しいては斜視を引き起こす危険があること、そして、人の脳をとりこにする中毒性があり、ストレスに弱い脳になってしまうことをわかりやすく説明していただきました。

学習する際にスマホを近くに置くと、たとえ電源を切っていても学習効率が上がらず成果が表れない、という結果が出ているそうです。「今頃、誰かから通知がきているかも。スマホを使いたい。」という欲求から、集中が途切れるのでしょう。

 

 生徒質問紙の結果から、全国平均と比べると、本校の生徒には、以下のような実態があることがわかっています。

〇スマートフォンの所有率が低く、平均使用時間は若干短い。

〇長時間使用する生徒の割合は、ほぼ同じ。

〇スマートフォンを使用する際のルールを決めている家庭の割合が低い。

これから社会に出る中学生にとって、ICT(情報通信機器)を活用する力を身につけることは必須ですが、あわせて、健康な体づくりに向け、「メディアコントロール(メディアを適切に利用する)ができる力」を育んでいくことが大切です。ご家庭でも話題にしていただき、意識していただければ幸いです。