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笑う 租税教室(3年)

本日、4校時目の3年社会の授業で、租税教室を行いました。

講師は、税理士の宗像住孝さんです。さらにお2人の税理士の方にも参観いただきました。

講義は、憲法の三原則「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」、三大義務「教育を受けさせる義務」「勤労の義務」「納税の義務」三権分立「立法権」「行政権」「司法権」を問うことから始まりました。

質問された生徒もしっかりと答えていました。さすがは3年生です。

次に、「税は誰から集めるのか。」「税金はどこに集まるのか。」「そのお金は誰のために使われるのか。」「使い道を決めているのは誰なのか。」講師の先生は次々に生徒へ質問して考えさせます。そして、生徒に気付かせながらお話を続けました。
「国民から徴収した税金は国民のために使われる。」、「税金とは豊かな社会を作るための会費である。」生徒は大切な言葉を書き留めます。

次に国の財政収支についてみると、収入の約1/3は借金であることがわかります。

「例えば、10000円の支出をしなくてはならないときに、収入が6000円しかない。あなたはどう解決する。」

解決のための3つの方法、①支出を減らす、②収入を増やす、③借りるの視点から考えていきます。例えば、増税は②の方法であることがわかります。しかし、どの方法も単独では解決が難しく、現在、国は3つの方法のバランスをとって解決しようとしていることが説明されました。

また、税の負担の仕方にも、富を多く持つ人から多めに徴収する「富の再分配」の考え方で工夫がされていることが説明されました。

税金についてとても分かりやすい説明でした。時折、学習のコツなども教えていただき、大変充実した時間となりました。宗像先生、ありがとうございました。