全校道徳「命の大切さを学ぶ授業」実施!
本日5校時目に、全校道徳として「命の大切さを学ぶ授業」を行いました。
講師の方は、
埼玉犯罪被害者援助センター 犯罪被害者支援アドバイザー 兼
東京都(公)被害者支援都民センター 自助グループ会員 兼
犯罪被害者等支援の会(オリーブ)理事長 佐藤咲子(さくこ)さんです。
佐藤さんはご自身が高校1年生のとき、昭和39年12月18日に岩手県のご実家において、猟銃強盗殺人事件によってご両親を殺害され、高校3年生のお兄さんとともに犯罪被害者遺児となられました。以来、公的支援を受けることができず、心に大きな傷を受けたまま、悔しさ、寂しさ、心の叫びを心の奥に閉じ込め苦しまれましたが、平成17年より被害者支援都民センターに関わりはじめ、現在に至っています。
本日は、突然犯罪被害者遺児となってしまった経緯やその時に考えたこと感じたこと、お兄さんの強い支えがずっとあったこと、当初は支援がなかったことや、その後たくさんの人に助け支えてもらったこと、そして自身の経験も含め犯罪被害者に対する公的支援がまだまだ現在も不足していることなどを話されました。
お話の中で「自分ができることをやってあげること」「マイナスをプラスに変えて糧とすること」や「つらいことがあっても生き続けること」、「今日家に帰ったら両親に感謝を伝えること」など大切なメッセージをたくさん生徒たちに話してくださいました。
教えていただいた、前向きに生きるキーワード「おさかなとネコ」
(お)恐れず
(さ)最善を尽くす
(か)確信をもつ
(な)仲間をつくる
(と)友だちを大切にする
(ネ)ネガティブよバイバイ
(コ)コミュニケーション
生徒たちも真剣にお話を聞き、終わった後のアンケートで黙々と感想を書いていました。今日の授業を通して、たくさん感じたり、考えたりすることができたようです。佐藤様、本日はありがとうございました。