夢・愛・自立~Dreams come true!~

薬物乱用防止教室(3年保健)より


 1月30日(火)3校時に、今年も学校薬剤師の佐藤善嗣先生(大越・まるぜん佐藤薬局)を講師にお迎えして開催しました。

 

 薬物乱用防止教室は、小学校でも年に1回は実施するところがほとんどです。本校生徒も小学校で佐藤先生にお話を伺ったことがあるかもしれません。この日も午後から船引南小で授業が入っているとのことでした。
 ご多忙の中にも関わらず、中学3年生という発達段階を踏まえ、薬物の恐ろしさと、身近に潜む薬物乱用のリスク、薬物に手を出さないために必要なこと等、わかりやすくお話いただきました。

 依存性のある薬物として最も身近な「タバコ」「アルコール」に始まり、「危険ドラッグ、危険ハーブ」「覚醒剤」「麻薬」等があること、また、芸能人の薬物乱用事件が新聞やメディアで取り上げられたことについて、学校薬剤師の視点から説明を受けました。
薬物乱用に至る背景や、その後たどるであろう今後の人生の厳しさを聴き、より自分のこととして考えることができたようでした。

  
メモをとりながら集中して聴く3年生。さすがです。

<授業後の生徒の感想から(抜粋)>
・私は絶対に薬物乱用をしたくないと思いました。なぜなら一度乱用してしまうと二度と普通の生活を送れないし、「普通の生活」こそが幸せだからです。(男子)
・タバコには200種の有害物質があり、600種類の添加物が加えられているため、人の体には多く那影響をもたらすことがわかった。それらの物質をわざわざ自分の体に入れようとは思わない。受動喫煙による私達への害は大きいので、それらを防ぐきまりを厳しくして欲しい。(女子)
・ノンアルコールは1%未満だとしてもアルコール飲料なので大人になるまでは飲まないようにしたいと思いました。(女子)
・自分の家族もタバコをすっている人がいるので、自分の近くですっていたら注意したい。(男子)
・自分は薬物乱用を甘く考えていて、直ぐ社会復帰ができるだろうと考えていたが、そうではなく、何回も何回も行ってしまうことを知り、怖く思いました。(男子)
・薬物は心に不安があったときなどに使ってしまう人が多いとのことなので、心を健康にするために、周りの人とよい関係を築きたいと思いました。(男子)
・これからの生活で必要だと思うことは、薬物に限らないけど「自分の意見をはっきり述べる」「家族や先生に相談する」ということです。春から新しい環境に行くことになり、ストレスがたまりがちになると思うので大切にしたいです。またこの2つは、前の出前講座の「性感染症」や日頃の生活でも、自分を守っていくため、自立して生きるに必要なことではないかと思いました。(女子)