「ごんぎつね」最終場面の学習
今日は4年生で、「ごんぎつね」の最終場面について授業研究をしました。
兵十に打たれたゴンは、仕方ないのでしょうか、それともかわいそうなのでしょうか。という問いでした。
ばたりと火縄銃を落とした兵十の気持ち。ゴンのうなずき。そして、「おまえだったのか。いつもくりをくれたのは」という兵十の気づき、悔い。
ゴンは救われたのでしょうか、報われたのしょうか、そして、許されたのでしょうか。
人間といたずらぎつねの、交わることのない思い。最後の2人の気持ちを4年生が一生懸命に、本文から根拠を探して話し合いました。
後から調べた所、新美南吉さんの原作版には、以下、原作文
「『おや――――――― 。』兵十は権狐に眼を落としました。
『権、お前だったのか………。いつも栗をくれたのは――。』
権狐は、ぐったりなったまま、うれしくなりました。」
ごんはうれしくなりました。という表現で書かれているのですね。教科書や増版されている絵本では、原文から変えられている部分があるようです。考えさせるため、わかりやすくするために変えたのかわかりませんが、、、
なぜ、今まで、土間まで入ることのなかったゴンが、この日は土間まで入ったのか。いろいろ考えるポイントがたくさんある名作ですね。とても真剣に話し合う4年生の姿がとても印象に残りました。いいね。
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