里山教室(低学年)
今年度2回目の里山教室がありました。
今回は、生き物や植物を見つけながら、1回目(春頃)との種類や動き方などの違いを学んでいきます。
講師は「キヨちゃん」こと横田清美さんです。
今回は気温が低く、小雨も降る中、雨がっぱを着てのスタートです。
まずは、学校のまわりを見ていきます。
さっそく、「キヨちゃん、見てください!」と声が。蛾の卵を発見したようです。
その後は続々と新しい発見をしていく子どもたち。
ふと、校舎の壁を見ると、かえるが1匹くっついています。
「みんなが知っているアマガエルって何色?」「緑!」
「そうだね。でもこのカエルは白っぽいね。どうしてだろうね?」
「色が変わるんだよ。」「近くのものの色になるの。食べられないようにするためにだよ。」
「じゃあ、何でここでじっとしているんだろうね。」
「雨宿りしているのかな?」「見つからないように隠れている?」
子どもたちからいろいろな考えがあがります。
「夜になって、学校の明かりに寄ってくる小さな虫を食べるためにここにいるんだよ。」
「じゃあ、このカエルは頭がいいってことだね!」
校庭には、たくさんの虫がいます。
クルマバッタやイトトンボなど様々な虫を見つけては、すばやく捕まえる子どもたち。
「なんで、捕まえることができたんだろうね。今日は、少し寒いから…。」と、キヨちゃん。
「虫も遅くなる?」
「寒いと、虫の動きも鈍くなるんだね。」
生き物と気温の関係についても学ぶことができました。
校庭のまわりを見ながら進んでいると、「キヨちゃん、来てください!」と1年生が呼んでいます。
見に行ってみると、青や緑、ピンクなどのいろいろな色の実がなる植物がありました。
以前から1年生が見つけていて、気になっていた植物のようです。
「これは、のぶどうだね。」と、キヨちゃん。
2年生も「きれい!」「すごい!いろいろな色がある!」と興味津々です。
落ちていた実を拾って、「飾りにします!」とにこにこの子どもたちでした。
校庭を抜けて、中学校へ続く山の方へ入っていくと、
「どんぐり!」「緑のまつぼっくりを見つけました!」「大きい栗だ!」と
たくさんの木の実が落ちていました。
子どもたちは、木の実拾いに夢中に。
たくさんのおみやげを持って、帰ってきました。
今回の里山教室でも、たくさんのことを学んだ子どもたち。
ここでの学びを、今後の学習や生活に生かしていきたいですね。
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