総合的な学習・教育研究

都路を元気にしよう

会議・研修 1年間のまとめを作りました。~総合的な学習の時間~

都路小では、総合的な学習などでお世話になった方々をご招待して、感謝の会を例年開催していました。しかし、コロナ禍の集会が開けないため、学習の成果をまとめてお手紙をお渡ししています。
今年は、4年、6年がパンフレットを作りましたのでご紹介します。

6年パンフレット(表).pdf
6年パンフレット(裏).pdf
4年 みんなのまとめ(パンフレット)表.pdf
4年 みんなのまとめ(パンフレット)中.pdf

花丸 福島県教職員研究論文「入選」!

12月3日に公表された福島県教職員研究論文に応募した都路小学校共同研究が「入選」の栄誉をいただきました。今年度は、県中教育事務所管内で唯一の入選となりました。ご指導、ご支援いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
表彰伝達は、12月16日県中教育事務所で行われ、岡﨑研修主任が板橋所長より賞状をいただきました。



新聞にも取り上げていただきました。
論文は、下記↓をクリックしていただくとご覧になれます。

R3都路小県論文「小規模校の~(単元構想図)」(2年次)

会議・研修 調べよう都路の産業 ~「お蚕様との3週間の物語」

都路には、全国でも数が少なくなった養蚕の稚蚕飼育所があります。そこで、4年生が蚕のことを調べることになりました。
分けていただいた17頭の蚕との3週間の生活は、子どもたちの地域を見る目を深く、広くするとともに、生き物の「命」についても深く考える授業となりました。
すずらん集会での4年生の創作劇「お蚕様との3週間の物語」を4年生が作った台本、写真と共にご覧ください。


ナレーター:
都路小学校の4年生とお蚕様の物語です。
今泉せいじさんのしょうかいで 蚕にくわしい 鈴木みさこ先生に来てもらいました。

今泉さん:
「たまたま、華に かいこにくわしい鈴木みさこ先生が来ているんだ。ぜひ4年生に紹介したいと思って来ました。」

4年:
「こんにちは!」
「かいこかいこかいこ~」
「はやく見たい!」
「わくわく どきどき」

ナレーター:
「4年生はみさこ先生にいろいろと教えてもらいました。」
「そして、サプライズな できごとが おこりました。」
みさこ先生:
今日はみなさんに、17頭のかいこをプレゼントします。

4年:
「イェーーーーーイ!!」
「やった!ヒャッホー!」
「うれしいな」
「育てられるかな~」
みさこ先生:
いのちを そだてるのにはせきにんを持って育ててください。
4年生全員:
「はーーーい★」

蚕:
「桑の葉ちょうだい」
「むしゃむしゃ」
「しんせんな葉がほしいな」
「どうかくださいお願いします~」

ナレーター:
「4年生は毎日毎日 蚕のお世話をしました。」

「蚕たちは すくすくと育ちました。」
今泉さん:
「そだったかい~??おー元気だ元気だ。すごいな」

蚕:
「カラカラになってるよ~」
「はやく葉っぱちょうだい」
「葉っぱ食べてるから さわらないで~」
「みんな見ないでよ~見過ぎだよ」
4年:
「そうじはどうすればいいのかな?」
「かわいいけど ぷにぷにして気持ち悪い・・・」
「でも見た目はかわいいよ。」
「そうかな?」

みさこ先生:
「かりかりになったくわの葉やふんなどはひりょうにできますよ。」
ナレーター:
「4年生は交代で家に持ち帰り育てました。」
「お家の人は、「きゃー」と言って気持ち悪がられてしまいました。」


「そんな事言わないで」
「ぼくたちは絹糸をだすんだぞ」
「人間の役に立つんだ!しめいがある!」
「そろそろ まゆになりたいな」

今泉さん:
「まゆになったかな?きょうは糸取りするか?」
みさこ先生:
「そうですね。そろそろ糸をとってもいいかしらね」

「まゆの周りの毛をとりましょう」
子どもたち
「なんかかわいそう」
「しくしく」
「やだー」
「見たいな」

今泉さん:
「泣いてくれるなんて、優しい子達だね~」

蚕たち:
「なんかあついぞ」
「いよいよ絹糸になるのか」
「ぼくたちの糸を大事に使ってね」
「成虫になりたかったね。」
ナレーター:
「こうして4年生の育てた17頭の蚕たちは、絹糸となりました。」
「とった絹糸はお守りにしました。」

発表後には、劇中の内容を「お蚕様クイズ」として全校生に出題しました。

また、感想も発表してくれました。

これまで、知らなかった都路での養蚕のこと、蚕のこと、生き物の命のこと、様々な学びを得ることができました。
ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

ふくしまジュニアチャレンジ表彰・活動紹介

2/9の表彰式後半は、活動発表でした。代表2名の発表内容をご紹介します。

 

こんにちは。田村市立都路小学校MM7です。みなさんは、田村市都路町を知っていますか?
都路町は、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発の事故により、全町避難となりました。平成二十六年に避難はすべて解除になり学校も元の場所に戻りましたが、中には、町に戻ることをためらう人もいました。
翌年、「ふるさと都路を笑顔と活気あふれる町にしたい」と考えた私達の先輩が、総合的な学習の時間の中で「自分たちの都路町の特産品を作ろう」とこの活動をスタートさせました。
 初代の先輩たちは、学校で栽培したキュウリでジャムを作ることにしました。最初は、味や見た目など、うまくいかないことばかりでした。そこで、市内の「福福堂」稲福さんの専門的なアドバイスや、家族に試食してもらった感想をもとに、何度も何度も改良を重ね、完成したのがこの「都路キュウリマン」です。さらにこれを販売できるよう行政局や保健所に問い合わせたり、「福福堂」で瓶詰めをしてもらえることになったりとやっと販売まで漕ぎ着けました。
これは、初代が考えたジャムのイメージキャラクター「キュウリマン」です。都路ではおなじみで、とっても人気なんですよ。
 平成29年に、次の代の先輩方が「都路キュウリマン」の活動を引き継ぎました。
地域の方々にくわの持ち方やうねの作り方を、また「松本農園」さんにキュウリの栽培のこつを教えていただきました。都路の一大イベント「灯まつり」では、キュウリジャムを使ったクレープやヨーグルトなどを販売し、その後、都路町内の商店や「ふぁせる田村」、福島市の「伏見コーヒー店」など、様々な場所での販売が始まりました。ラベルや納品書などの作成も自分たちの手で行っている二代目の姿はとても頼もしかったです。そして、昨年の三月からは、製造販売を町商工会にお願いすることができました。
 五年生の私たちは、二代目のこの活動をどのように引き継いでいくかを考え、「キュウリマン」のマスコットを作り、PR活動をしていくことにしました。中の綿は、二本松市の藤倉さんに指導していただきながら学校の畑で栽培しました。家庭科で身につけた力で、手縫いで作ったマスコットがこちらです。これを持って、「キュウリマン」ジャムの販売をPRしました。


 そして今年度、最上級生になった私たちは、これまでの学習で、改めて「ふるさと都路のよさ」にたくさん気づきました。でも、町はまだまだ活気があるとは言い難い状況です。そこで「キュウリマン」だけでなく、町のよさをもっとたくさんの方にPRして、多くの人に都路に足を運んでもらえれば、都路が笑顔で元気になるのではないかと考えました。テーマは「都路ハッピースマイル大作戦」。私たち7人は話し合いを重ね、都路をPRするパンフレットを作成しました。それがこちら「こっちゃこぉ都路」です。キャッチコピーを手書きにして温かさが伝わるようにしました。都路に住む私たちだからこそ知る口コミ情報が入っているのがポイントです。何度も何度も書き直し、満足のいくパンフレットが完成しました。そしてこれを使って様々な場所でPR活動をしてきました。

パンフレット(表).pdf

パンフレット(中).pdf

夏休みには、岡山と広島まで行きました。広島駅前でパンフレットを配った時は、最初は道行く人に声をかけることができませんでした。勇気を出して声をかけても、無視されたり断られてしまったりして、悲しく、くやしかったです。でも、あきらめず声をかけ続け、もらってくれた人から「ありがとう。」と言ってもらえたときは、心の中まで笑顔でいっぱいになりました。
九月の修学旅行では、東京日本橋の福島県アンテナショップ「ミデッテ」でPR活動をさせていただきました。今回は、短い時間でたくさんの人に都路の特産品のPRができました。中には、「ずっと福島を支援したいと思っていた。今日はあなたたちに会えてよかった。」と涙ながらに語ってくださる方もいました。ミデッテには、今も私たちのパンフレットが置いてあります。この活動を通して、「がんばってね」「ありがとう」と声をかけていただくにつれ、「もっと都路のことが知りたい」「都路がますます好きになった」と感じました。


 都路活性化に向けた私たちの活動はまだ終わりません。パンフレットの内容の見直し、新しい商品の開発、新たな場所でのPR活動と、やるべきことはたくさんあります。4月には中学生になります。今回、この素晴らしい賞をいただいたことを励みに、私たちの成長がふるさとの笑顔につながるよう、そして都路を、田村市を笑顔あふれる町にできるよう、先輩方の心とともに、自分たちにできることをこれからも実行していきます。

ノート・レポート 県中地区から3校が入賞!

12月10日(火)県中教育事務所において、今年度の福島県教職員研究論文入賞者への伝達式がありました。

都路小学校は、めでたく「入選」をいただきました。県内で特選が4点、入選が11点でありました。平成30年度の生活科、総合的な学習の研究物をもとに、2つの内容に焦点をあてて記述したものです。


まだまだのところはありますが、都路小の教育活動が認められて大変うれしく思います。
以下に、全文を掲載いたしますので、ご意見をお願いいたします。

   R1福島県教育研究論文(H30 )

 

「都路のよさを発信しよう」総合的な学習の時間

令和元年 「ハッピースマイル大作戦」


みなさん、初めましてこんにちは。
わたしたちは福島県田村市立都路小学校の6年生です。
今日はおいそがしい中、わたしたちのHPをご覧いただきありがとうございます。

わたしたちの学校、都路小学校は「未来を創る 人間性豊かな 都路っこ」を目標に毎日生活しています。都路小学校の全校児童は46名です。1年生2名、2年生12名、3年生6名、4年生13名、5年生6名、6年生7名で毎日仲良く元気に学習や運動に取り組んでいます。

人数は少ないですが、みんなで助け合い、いろいろな活動をいっしょにしているので、みんなのきずなはとても強いです。

学校がある、田村市都路町は、自然が豊かで、地域の人もとてもあたたかく、おいしい食べ物もたくさんあります。

まずは、学校での活動の様子をご紹介します。都路小学校は行事が盛りだくさんです。

運動会は、こども園と合同で開催し、都路町全体で盛り上がる行事となっています。中学生や地域の方の種目もあります。
宿はく学習は4・5・6年生で行きます。毎年行く場所はちがうので、毎年毎年ちがう発見があって、とても楽しいし、いい学習です。

都路のこどもたちは運動もがんばっています。火曜日と木曜日のランランタイムは、子どもも先生もいっしょになって校庭を走っています。いろいろな陸上大会にも参加し、がんばっています。
水泳記録会は全校生で行い、学年関係なく、たがいに応えんしあい、みんなが自己ベストを目指してがんばっています。
駅伝大会は、小学生と中学生が混合でチームを作り、競い合います。

外国の方々と交流を深めるヤングアメリカンズ。日本語がなかなか通じなくてとまどうこともあったけど、身ぶり手ぶりを使うことによって、コミュニケーションをとることができ、安心しました。歌を歌ったり、ダンスをおどったり、自分を素直に表現することがとても楽しい時間になりました。

学習発表会は、人数が少ない分、一人一人の役割が多くて大変ですが、その分達成感を味わうことができる行事です。

校庭には市の天然記念物にも指定されている笠松があります。樹れいは約250年以上といわれており、都路小学校のシンボルとなっています。

 

次は、わたしたちの都路町のみりょくをしょうかいします。
わたしたち6年生は総合的な学習で「都路ハッピースマイル大作戦」をテーマに活動しています。都路のよさをPRし、都路が多くの人でにぎわえば、都路が笑顔になり、都路の活性化につながると考えたのです。

PRするために、都路のよさがたっぷりつまったパンフレットを作成しました。
(パンフレット)
ぼくたちの思いもたくさんつまっているので、どうぞ、ご覧ください。

ここからは、8月3日に都路町で開さいされた灯まつりの中で発表したものをひろうさせていただきます。

それでは、ご覧ください!(コント・ダンス)
都路のよさは伝わったでしょうか?

ぼくたちは、これからもPR活動を続けて、都路のためにがんばっていきます。


まる5年生が作ったページ(H30)

まる6年生が作ったページ(H30)