東日本大震災の記憶(追悼集会児童発表より)
東日本大震災追悼集会における代表児童Rさんの発表を掲載します。
「東日本大震災の記憶」
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。私はその時、まだ2才で震災が起こったことの記憶はほとんどありません。私の家族は当時郡山に避難したそうです。地震による家への被害はあまりなかったそうですが、放射線による避難をする必要がありました。家族に話を聞くと、「家族も離ればなれで生活をし、何が何だか分からないくらい大変な生活だった。」と聞きました。
東日本大震災のことはテレビでもよく目にします。地震による大きな揺れが長く続いたこと、地震によって大きな津波が押し寄せたこと、たくさんの人が慣れない土地で避難生活を送っていたこと、そして多くの人が命を落としてしまったこと・・・。地震のことは覚えていない私でも、東日本大震災がどれほど大変な災害だったか分かります。この前の防災に関する講話の中でも、津波が町をおそうおそろしい映像を見ました。その講話からも学んだように、いつ起こるか分からない災害に対して自分はどうするか、「もしも災害があったら」ということを心に置いておくことは大切だと思います。
この震災を、過去のものとして忘れるのではなく、これからも伝えていかなければならないと思います。そうすることで、また大きな災害があったときに、この教訓からたくさんの命が助かるはずです。
私はこれからも東日本大震災について知ったことを忘れず、災害にあわなかった方達にも伝えていきたいと思います。今私がここに生きていることは、震災の時に守ってくれた家族、避難の判断をしてくれた方、そしてこれまで支えてくれた方達がいたからこそ今の生活があるのだと思います。生きている幸せを忘れず、これからも生きていきます。
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