こんなことがありました!

インゲン豆の話

虫眼鏡前回はジャガイモの毒についてのお話をしましたが、今回は「インゲン豆」についてです。5年生のお子さんで、「インゲン豆の苗」を持ち帰ったお子さんもいらっしゃるかと思います。学校の「インゲン豆」は、花が咲き小さな実をつけました。「インゲン豆」は、5年生の理科で、発芽の条件と植物が成長する条件を調べるために使われている教材です。実は、この「インゲン豆」は過去に食中毒を起こしたことでニュースになったことがあります。完熟した「インゲン豆」には、「レクチン」という毒があり、生や十分加熱されていない状態で食べると食中毒を起こすことが知られています。水に十分浸し、沸騰したお湯で10分程度加熱すれば、「レクチン」は熱変成し、無毒化します。くれぐれも小さいお子さんが完熟豆を誤って食べないように注意を払っていただければと思います。

 「インゲン豆」は、熟すほどレクチンが増える性質があるといわれています。

家庭科・調理学校のインゲンの様子(花が咲き、実をつけました)

花丸参考「白インゲン豆の摂取による健康被害事例について」厚生労働省