災害・復興学習を終えて
2024年12月13日 12時18分東日本大震災・原子力災害伝承館や震災遺構浪江町立請戸小学校を見学した生徒の感想です。
「伝承館に行くまでの道中でたくさんの家が崩壊したままの風景を見ました。伝承館ではたくさんの写真や展示物から、当時の大変さや辛さがわかりました。請戸小学校では、一階部分がほぼ津波で流され当時の学校の雰囲気が想像しづらかったです。減災のためにも、自分たちより下の世代にまで震災のことを伝えていかないといけないと思いました。」
「伝承館と請戸小学校に行き震災について詳しく知ることができました。実際に被害に遭った方からの手紙や建物を見て厳しい状況だったことが伝わってきました。特に小学校の中の様子を見て、当時のまま残されていて複雑な気持ちになりました。当時の記憶はありませんが、忘れてはいけないことだと再確認でいました。」
「伝承館で災害時の資料を見て、実際何があったのか、どのようにすれば良かったなどを知ることができました。また、津波の被害にあった請戸小に行った時、災害当時のお菓子のゴミなどが落ちていて、津波が来る直前まで人がいたことが伝わってきました。平和だった日常がこんな一瞬でなくなる災害の残酷さを知りました。
東日本大震災および原発事故、その後の風評被害に苦しめられた人々、災害時のまま時が止まったように放置された建物など、被害がいかに甚大だったかを学びました。そんな厳しい状況の中、被災した人々や町を救おうと尽力した人々、全国から寄せられたあたたかい応援、復興を目指して力強く前進しようとする人々の姿を知る機会にもなりました。生徒の感想にあるように、未曾有の被害をもたらした災害を記憶にとどめるとともに、次の世代に伝えていきたいという思いを大切にしてほしいと思います。