丸森日誌

宿泊学習を振り返って

今回の宿泊学習は、県の「ふくしまっ子自然体験・交流活動等支援事業」の補助を受けて実施した。結論からいうと、この支援事業の補助なしには行えない活動であったとも言える。今回、宿泊費として一人一泊5000円の補助が出た。活動費も一人1日2000円の補助があるので、3日間で一人6000円の活動費が出たことになる。そこで、当初の計画を一部変更し、会津若松市内のホテルに2泊する計画にした。こうすることで、二日目のグループ活動を、ホテルスタート、ホテルゴールにすることができた。また、活動時間もたっぷり8時間とれた。これは、日帰りや一泊、または市内から遠い宿泊地では決してできないことだった。活動時間が長いことと、活動費の補助が出ることで、子どもたちの見学先や体験活動に余裕が生まれた。やりたい活動にじっくり時間をかけて体験したり、行きたいところへ時間に追われることなく行ったりすることができた。それから、改めて思ったことは、このようなグループでの活動に、会津若松市内はすごく適していることだ。周遊バスがあることで移動もスムーズだし、歩いても歩けない距離ではないくらい、実に見学先がまとまっている。歴史や伝統文化が豊かなことは言うまでもなく、食文化も豊富で何を食べるか迷うほどだ。そして、子どもたちの感想でも聞かれたのが、会津の人たちの優しさであった。困った時に尋ねたら、すごく親切に教えてくれたり、やさしく言葉をかけてきてくれたりと、子どもたちはとてもうれしかったようである。そういう意味で、この支援事業がねらいとしている交流活動という点でも、子どもたちは充実していたようだ。