丸森日誌

すごくいい話

昨日、2年生が郡山へ電車を使って校外学習に出かけた。郡山で活動を終え、郡山駅から船引駅までの電車に乗った時のことである。行きは空いている座席がほとんどないくらい混んでいて、ずっと立っていった。帰りは、行きほど混んではいなかったものの、空いている座席はあちこちで、2年生の子どもたちがまとまって座れる状態ではなかった。仕方がないので、それぞれ空いているところに分かれて座ろうとした時、近くに座っていた男子高校生が声をかけてきた。「ぼくは向こうに座りますから、ここ、座ってください。」そう言って、座席をゆずってくれた。そのお陰で、2年生の子どもたちは近くにまとまって座ることができた。その男子高校生は同じ船引駅で降りたそうである。今どき、こういう高校生もいるのである。それも、同じ船引町にいると知っただけで、すごくうれしくなった。2年生の子どもたちは、この体験をきっと忘れずに、自分たちもこんな素敵な高校生になりたいと思ったにちがいない。