丸森日誌

世界の果ての通学路

世界には、日本の感覚では信じられないような環境で、学校に通っている子どもたちがいることを、「世界の果ての通学路」というDVDをみて知った。ケニアの少年は、サバンナ地帯を、ゾウなどの野生動物たちに警戒しながら、片道15kmを2時間小走りでかけて通っている。モロッコの山岳地帯に住む少女は、月曜の朝、片道22kmを4時間かけて全寮制の学校に通い、金曜の夕方同じ道を歩いて帰ってくる。なぜ、そのような大変な思いをしてまで、学校に通うのか。それは、「夢をかなえたいから」。学校で学ぶことで、自分の夢がかなえられることを信じ、そして、そのためにひたむきに努力しているのだ。その姿に、心が洗われる思いがした。そして、日本の子どもたちの中にも、その子どもたちと同じように、自分の夢や願いをかなえようと毎日学校に通っている子どもたちがきっといるに違いないと思った。その期待に、自分は応えられているか・・・と身が引き締まる思いがした。