丸森日誌

立志式に思う

今日、田村市では立志式が行われた。昔の元服にちなんで、十五を祝う行事として、将来の決意や目標や明らかにする式である。また、孔子の論語にも「吾十有五にして学に志す。(私は十五歳のとき学問に志を立てた。)」とあるように、中学という義務教育を卒業して、いよいよ学ぶ目的を自分自身でしっかり持つ立場になることへの覚悟を決める機会でもある。この立志式のように、自分の生き方について考える節目のようなものは、やはり大事なのだと思う。20歳で迎える成人式もそうである。10歳になる4年生には、2分の1成人式というものもある。そして、6年生にとっては、卒業という大きな節目が待っている。私たちは毎日の目の前のやるべき事を追うばかり、ついこれまでの自分の生き方を振り返ることはなかなかない。しかし、時に今の自分を振り返り、お世話になっている人たちへ感謝の気持ちを持ち、自分の向かっている方向を確かめることを忘れてはならない。