丸森日誌

学習発表会を振り返って その3

幼稚園は、今年、年少のうさぎ組と年長のぞう組の、それぞれの発表をした。おそらく、うさぎ組の園児たちは、今回のどの学級の発表より、一番早くに完成していた。発達段階もあろうが、早くから練習に取り組み、繰り返し練習してきたことで、本番でも堂々と自信をもって踊ることができていた。ぞう組は男の子が5人である。この5人でピノキオの劇を行った。おそらくストーリーをどう展開させるか、配役をどうするか苦労したことと思う。それでも、せりふもちゃんと覚えて大きな声で言えていたし、動きもみんなでそろえて振り付けもできていた。さすが年長さんである。特設合唱部の発表もあった。コンクールで披露した曲の他に、新たに2曲を加え、発表した。歌声もそうであるが、前よりさらに、指揮者に集中して歌っている様子がみられた。温かい優しい気持ちになる歌声だった。こうして振り返ると、今年の学習発表会は、バラエティに富んだ、見ていてとても楽しくなるものだった。そこには、自分たちの発表をすることに、一生懸命取り組んだ子どもたちがいて、そういう子どもたちのよさを生かした発表をさせたいという強い思いをもった担任がいて、それに労を惜しまずバックアップする担任外の先生方がいて、そして、協力をおしまない地域の方々、保護者のみなさんがいて、そして、当日、会場に集まり、一心に子どもたちの発表に拍手を送ってくださったみなさんがいたからこそ、達成できたのである。本当に心から感謝である。