丸森日誌
人としての最高の喜びは・・・その2
かつて、手話通訳などテレビで活躍し、その後、ステージパフォーマーとして講演会を行うことをしていた丸山浩路さんという方がおられた。その方が話されていたことである。「身体に障がいをもたれている方の中には、自分が不自由な生活をしているのは、周りのサポートが足りないからだ、と言う人がいる。実際にそうなのかもしれない。しかし、そうやって、何々が足りない、もっと何々してくれ、と周りに要求ばかりしている限り、その人は幸せにはなれない。そして、人としての最高の喜びを知らないまま、死ぬことになる。人は、身体に障がいを持っていようが、健康であろうが、子どもでも、大人でも、若者でも、お年寄りでも、どんな人でも、自分が誰かの役に立っているということ、自分の存在が他の人の喜びにつながっていること、それを感じることが人としての最高の喜びなのである・・・」自分がいることで、自分が何かをすることで、誰かが喜んでくれる。自分が生きていることで、誰かの助けになる。それこそが、人が人として生きていける力なのかもしれない。
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