丸森日誌

返事について

ある地区の中学校の卒業式に出席した。厳粛な雰囲気の中で、中学生のすばらしい態度に感動した。式歌の歌声がまたすごかった。その中で、やはり注目したのは返事である。あの広い式場の中で、何百人といる中で、なんと堂々とした返事ができていたことか。きりっとした、はっきりとした「はい」という返事が響き渡ると、なんとも清々しい気持ちになった。こんな返事ができる中学生がすごくかっこよく、たくましく思えた。先日、本校の卒業式練習があった。その中で、証書授与の練習で、数名の6年生が呼名された。「はいっ」。こちらの返事も、実にはっきりと、力強く、堂々とした返事であった。この丸森日誌でちょうど1年前に、この卒業式における返事について書いた。卒業式で行う返事は、ただの返事ではない、ということを書いた。そこには、いろいろな思いが込められ、そして、今の自分ができる最高の返事でなければならないと思っている。そういう返事が、最初の練習から聞かれたことが、とてもうれしい。やはり、練習でできないことは本番でもできないからだ。きっと23日当日は、今以上に気持ちのこもった、素晴らしい返事が、式場に響き渡るにちがいない。楽しみである。