丸森日誌

チェンジするチャンス

毎年、思うことだが、6年生たちは卒業式を終えて、どんな気持ちなのだろうか。今まで通った小学校を去る寂しさだろうか。お世話になった先生方とお別れする悲しさだろうか。それとも、卒業したことの喜びや中学校というまだ未知の世界へ進むことへの不安だろうか。これは、大人でも子どもでも全ての人に言えることだが、自分にとって、今いるところが自分の世界なのである。いつ、どこで、だれと、どのようにしていても、今自分がいるところが自分の世界。だから、その自分の世界は常に変化し続けている。そして、その時その時に、自分の気持ちも変化し続けている。その瞬間、その瞬間にはいろいろな気持ちだったとしても、過ぎてしまえば、それはもう過去のこと、それ以上に今の瞬間の世界に切り替わっていく。そんな世界を私たちは生きているのである。そう考えると、小学校の卒業は、やはり一つの大きな節目なのかもしれない。言い方を変えると、小学校卒業は、自分を大きく変えるためのチャンスとも言える。いろいろな意味で、今までの自分から、新しい自分へチェンジするチャンスなのかもしれない。