都路中学校の活動記録を掲載します。どうぞご覧ください。

避難訓練(地震)を実施しました

 19日(月)、地震を想定した避難訓練を実施しました。7年前、私たちの住む東北地方は、「千年に一度」という大きな地震、東日本大震災の甚大な被害を受けました。最近では、北海道地震、大阪北部地震、島根地震、熊本地震が発生しているとともに、南海トラフ地震という巨大地震が高い確率で起きることが危惧されています。地震をはじめとする自然災害は、いつ、どこで、どのように発生するかわかりません。したがって、その発生を防ぐことはできないので、日頃からの備えによって、その被害をできる限り小さくすることが重要です。このような考え方を「減災」と言います。

 今日の避難訓練は、学校にいるときに地震が発生したという想定で行われたものですが、地震が学校にいるときに発生する確率は10%程度と言われています。休日や深夜、あるいは自分一人で家にいるときに地震に遭遇する確率の方が高いのです。したがって、学校以外の場所で地震に遭遇したときに、自分の命を守るために、どのような行動をとったらいいのか判断できるようにすることも大切です。また、中学生は地域から保護されるだけの立場ではなく、地域を支える役割を果たすことも期待されています。自分たちよりも幼い園児や児童を誘導して避難したり、高齢者の方に何かできることはないだろうかと考えたりすることも大切です。

 今日の避難訓練を通じて、学校や自宅などで地震に遭遇したときに気をつけることは何か、災害に備えてできることは何か、災害時に地域を支えるためにできることは何かを、生徒一人一人によく考えてほしいと思います。