瀬川小150年の歴史を閉じる「閉校式」②
代表の言葉は次のようでした。
春の温かな日差しの中、いよいよ瀬川小学校の閉校を迎えました。
在校生のみんな、卒業生の皆さん、地域の皆様、 今 どんなお気持ちですか。
「さみしい」「悲しい」様々な思いがわき上がってきていることでしょう。
明治6年、学制発布とともに長久寺を仮校舎として開設された 瀬川小学校は、長い歴史と伝統の中で培われてきた すばらしい学校です。
学校・家庭・地域が一つになって作り上げた なかよし運動会。
地域の方のご厚意で ともに汗を流した 米作り体験。
地元の先生方に見守っていただきながら 放課後を楽しく過ごしためだかの学校。 どれも自慢できる瀬川の宝物です。
私の父も、祖父も、その前の祖先も通った瀬川小学校。
その150年の長い歴史の1ページに 自分も加わることができ、とても光栄に思っています。
思い返すと、上級生、下級生、先生方とともに 毎日たくさんの思い出を紡いできました。
みんなで遊んだ 桜舞う春の校庭。
みんなで走る音が響きわたる 体育館。
先輩たちが県大会出場を目指して 毎日練習を重ねた音楽室。
実験が楽しかった理科室。
この校舎には、私たちの大切な思い出が たくさん残っています。
しかし 長い歴史の中には つらい時期もあったことを学びました。
太平洋戦争下の苦しい時代に学校に通った先輩たち。私たちには想像もできないたくましさで苦難を乗り越えてきたのでしょう。
私たちが生まれたばかりの頃に起こった 東日本大震災。私たちには記憶はありませんが、地震による大きな揺れとその後の原発事故と放射線への対応は、たくさんの人の支えがあって打ち勝ってきたと聞きました。
最近では 新型コロナウィルス感染防止のため マスクをつけた学校生活が続きました。大きな声を出せない学校生活は、私たちにとって、とてもつらいものでした。
けれども、私たち25人は、皆様のおかげで 今日この日を迎えることができました。 受け継いできた瀬川小学校の歴史と伝統を、船引中学校や 新しい美山小学校で生かし、皆様へ恩返しをしていきます。
いよいよ、瀬川小学校と 本当のお別れとなりました。
「ありがとう」 そして 「さようなら」 ぼくたちの瀬川小学校。
代表のりゅうせいさんは、ここで加藤先生の「ビリーブ」の伴奏とともに壇を降り、児童に合流です。
そして、ここからがクライマックス・・・。全校生による思いを会場の皆様に伝えます。
〇 全校合唱「ビリーブ」 伴奏 加藤先生
(3年)今まで 力を貸してくださった お父さん お母さん 瀬川の皆様 先生方
(2年)そして、150年の歴史を閉じる 瀬川小学校
(1年)ありがとうございました。
(全校)ありがとうございました。
(6年)中学校でも 瀬川小で学んだことを生かし
互いに支え合い 夢も豊かに
志を高く 頑張ります。
(5年)新しい学校でも 大好きな瀬川小の伝統を生かし
大好きだと思えるような学校をつくります。
(4年)会場の皆さん、みんなで歌いましょう。瀬川小学校の校歌を。
(歌 「校歌」 全員斉唱)
会場いっぱいに響き渡る最後の「校歌」・・・。
ーつづくー
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