瀬川っ子 頑張っています!

花丸 2,3年生授業研究(算数)

 9月18日(金)、2校時目に第2、3学年の授業研究がありました。教科は、算数。2,3年生は複式学級なので、一人の先生が同時に2つの学年を指導します。子ども一人一人がしっかり学習している様子が見られ良い授業でした。
 ◎授業の始め
2年生は、今日の授業のめあてを先生と一緒に確認していきます。今日のめあては、「繰り上がり、繰り下がりのあるたしざん、ひきざんはどのようにやるか」と言うことです。)
【「めあて」の把握の段階)
 
2年生が今日のめあてを確認している間、3年生は、自分たちだけで、前の時間に学習した計算問題を一生懸命に解いています。(練習の時間) 

 このように、2年生は「めあての把握の段階」3年生は、「練習の段階」とそれぞれの段階をわざとずらして指導する複式学級の指導方法を「ずらし」と呼びます

◎授業の中間
2年生は、繰り上がり、繰り下がりのあるたしざん、ひき算を自分なりに方法を考え、解いていきます。その時に役立つのが、前の時間までの学習内容です。(考えを図に書いたり、文章に書いたり一生懸命に課題に取り組んでいました。)
  
  2年生が自力で問題を解いている間、3年生は先生と一緒に今日の「めあて」を確認します。 今日は、「162×4の繰り上がりのあるかけ算の筆算はどうやるか」です。めあての確認が終わるとこちらも自力解決の時間です。一足先に自力解決を始めた2年生は、それぞれの考えを発表し合います。

遅れて、3年生も自分の考えを発表し合います。


◎ 授業のまとめ
 発表が一段落して、2年生は、先生と一緒に学習の「まとめ」に入ります。そして、まとめが終わるとまた、自力で練習問題に取り組みます。一足遅れて、3年生も先生と一緒に授業のまとめに入ります。(子どもたち一人一人の自力解決が書かれたボードが貼られたホワイトボードで学習のまとめが行われた。)↓

 この間、教員は、2年生の指導をしたり3年生の指導をしたり、学年間をわたり歩きます。
この複式学級の指導方法を「わたり」といいます。
複式の指導においては、この「わたり」と「ずらし」を上手に行っていかなければなりません。
また、子どもたちにも学習のしかたを指導し、主体的に学習する構え作って行くことが大切です。
 この授業は、子どもたち一人一人が考え、話し合い、課題解決に向かって追究していく姿が見られ良い授業でした。ただ、授業に100点満点はありません。放課後の協議会で、「あそこは、こうすればよかった。」「ここの指導は・・・。」などより良い授業作りのため、活発に意見が交わされました。