瀬川っ子 頑張っています!

ノート・レポート 算額についてちょっと調べてみました。(冬休みの自由研究)

瀬川地区内を歩いていて、『市教育委員会指定「算額」』という碑が目に留まりました。「算額ってなんだろう?」地域の方に伺ったり、インターネットなどを使って調べてみました。それによると算額とは、和算と呼ばれる日本式数学で、その問題と答えを額や絵馬に記して神社仏閣に奉納した物だということが分かりました。田村市は、佐久間庸軒という有名な和算家の出身地(田村市船引町石森)で、明治9年にこの地に塾を開き、塾生が2000人にも及ぶ一大数学ブームがわき上がったそうです。知的水準の高い土地柄なのだなと感じました。日本で一番大きい算額が船引の安倍文殊菩薩堂にあります。また、本校学区の門鹿の王子神社にも、県の文化財に指定された算額があるそうです。こうした算額は、現在も受け継がれていて、NPO法人が主催する「算額をつくろうコンクール」なども開かれているようです。内容は、まさに今必要とされる基礎基本をいかに活用できるかという問題とそれの解答です。ちなみに「第17回算額を作ろうコンクール」の締切は、今月31日までだそうです。最高賞は、和算の祖である『「関孝和」賞』と命名されています。