瀬川っ子 頑張っています!

石沢三匹獅子、大倉太々神楽の見学学習にいってきました。

1月26日(木) 3・4年生は、総合的な学習の時間の学習で、地域に伝わる行事や伝統文化について調べる学習をしています。今日は子ども達が地域の一員として参加している行事、田村市の無形文化財としても登録されている民俗芸能「石沢の三匹獅子舞」「大倉太々神楽」の見学学習に行って参りました。
 
 はじめは、石沢の三匹獅子舞の学習です。踊りが奉納される熊野神社では、保存会の加藤さんが、1時間も早く来てストーブをつけて部屋を温めておいてくださいました。加藤さんは三匹獅子舞に小学生のときに選ばれて踊った方で、現在まで40年以上もこの祭りと獅子舞を伝えるために関わってくださっているとのことです。もともとは、江戸時代に常陸の国から(曲山の大杉のあたりと言う説もあり)伝わって今に至るという話しでしたが、その踊りを伝えるという仕事はいろいろな問題があってとても大変な苦労があったということでした。
 つぎは、大倉地区の太々神楽の見学学習です。踊りが奉納される大倉神社へ行ってみると、保存会の橋本さんはじめ、大倉地区の区長さんまで10名の方々が迎えてくださいました。
 
 神社の中では、お参りの仕方から、太々神楽がどのようにして伝わってきたかなどについて詳しくお話してくださいました。踊りのために演奏される楽器や小物など実際に触ったり、音を出したりして、踊りの雰囲気を味わわせていただきました。お話の最後には、保存会の皆さんが実際に演奏をして、お祭りで踊ってきた友達が、その踊りを披露してくれました。
 
たくさんの方々にお祭りや踊りを伝えていくことの大切さや苦労を教えていただきました。そうした努力を知ることができ、大変勉強になりました。とても寒い中、丁寧にお話してくださった加藤さん、橋本さん、保存会の皆さん、本当にありがとうございました。今度、学校で踊り方を実際に教えていただける日を楽しみにしております。地域の皆様のご理解とご協力によって、瀬川の子ども達は育てられているということを改めて感じました。