キラキラ 小数の倍 ~5年算数②~

自分のノートに数直線を書き、考える子。友達と確かめ合う子。
数直線のシートを使って考える子。
懸命に解決しようとする姿に教室は、緊張感に包まれます。

 

数直線を用いて、チーズケーキとショートケーキのどちらがより安いのかを黒板で考えていきます。素早く、手が上がります。この結果、それぞれ0.7倍、0.8倍ということがわかりました。
でも、今日の学習の重要な山場はこれから!
「これをもとに、どちらがより安いと言えるのかな?」と担任が問うと、
子どもたちは「?!」っとなりました。
そこから、子どもたちの議論が白熱します。

「0.7と0.8だから、0.8倍のほうが安い?」
「チーズケーキの方がより安いように思えるのだけど・・・。」
意見が隣同士でも違ったり、近くの友達と確認しても違ったりする状況に、考えの根拠をはっきりさせたいという思いが教室中に渦巻いています。

「それって、・・・いうことじゃない?」と、Aさんの考えが発表されると、
「うーん、そうかも」「いやちょっと違う意見だな」

なぜ、それがより安いと言えるのかはっきりとさせたいという学ぶ意欲が、教室中の子どもたちの真剣な話し合いからわかります。

このあと、参観した教員の事後研究会でも、子どもたちの「問い」「追究したい」という主体的学びの姿が見られたことが成果として話されました。
先生方も、子どもたちと同じように熱く語って、授業改善に励もうとしています。