「進んで学ぶ子」:複式の授業! 投稿日時 : 2015/12/28 要田小-サイト管理者 12月11日(金)の校内研修は、3・4年生複式の算数の授業研究会でした。6月にも研究授業を行いましたので2回目の複式授業研究会です。3・4年生はあわせて11名の学級ですので、複式補正の講師はつかず学級担任1名で、毎時間、教室を前と後ろに分けて国語や算数等の授業をしています。この日の授業は「小数」。年間指導計画を見直し、同時期に「小数」の授業を行うように組まれています。3年生の本時のねらいは、「小数についてもいろいろな見方や表し方ができることを理解する」で、「2.8」がどんな小数なのかを数直線や0.1のいくつ分、リットルますでの表現、加減法の筆算等で考えます。加減法の筆算「2.8=3-0.2」を説明するとき、児童は「2.8は3より0.1が2つ分小さい小数だから」と数直線と関連付けながら、図を使って友達に分かりやすく説明する姿がありました。4年生の本時ねらいは、「学習内容を適用して問題を解決することができる」で、「定着確認シート」の問題を改題し、2つの条件に当てはまる小数を自分で見つけ出していきます。「0,3,4,6」の4つの数字を並べて作る小数「○.○○○」、いくつ作れるかを考え、その中で「3.64以上6.3未満」の条件の小数を見つける授業。「0.346」「0.364」「0.436」…「6.043」「6.340」「6.430」の中から「以上・未満」の意味を押さえながら子どもたちは考えていきました。 複式の授業では、子どもの「学ぶ力」を育んでいかなければなりません。子どもたちに活動を任せながら、その中で一人一人の学習状況を把握し、的確な助言を与えたり、子どもたちの気づかない事などを示して考えを揺さぶったりして、子どもの学びを援助していくことが大切です。教師は、子どもたちと関われる時間(直接指導)のときにもそうでない時間(間接指導)のときにも、常に子どもの学習を主体に考えていくことが重要です。複式指導のあり方についてはこれからも職員全員で研修していきます。授業は学校の命だから。 {{options.likeCount}} {{options.likeCount}}