東日本大震災から6年! 投稿日時 : 2017/03/10 要田小-サイト管理者 6年前の平成23年3月10日は中学校を卒業する娘の卒業式前日でした。皆穏やかな気持ちで過ごしていたのでしょう。翌日に大地震が発生することなど知らずに。3月11日午後2時46分、東日本大震災発生。あれから6年。震災関連死を含めると2万1972人が亡くなり、行方不明者も2556人もいるのです。亡くなった方の死因の9割は溺死、津波に巻き込まれて犠牲になりました。南相馬市では高さ17mの津波が住宅街を襲いました。要田小学校の屋上の高さは約13mですから、どれほどのものか自然災害の怖さを忘れてはいけません。 今日の「3.11を忘れない集会」は4校時、全校道徳(防災授業)で第2パソコン室で行いました。亡くなった方のご冥福を祈るために全員で黙とうをした後、校長が映像を交えながら話をしました。大熊町で行方不明だった木村汐凪さん(当時7歳)。昨年12月大熊町の海岸で汐凪さんが身につけていたマフラーと骨の一部が見つかり、DNA鑑定で汐凪さんのものと確認されました。父親の紀夫さんは平成23年暮れから捜索を始め、避難先の長野県白馬村から往復千キロ以上の道のりを車で通って捜してきました。汐凪さんへ宛てた手紙にはこんな一文がありました。「親は、子供が自らの判断で危険を回避しなければなないことを教えなければならない。」<「NHK こころフォト~忘れない~」>。また、児童74名と先生10名が津波の犠牲となった宮城県の大川小学校の悲劇や「釜石の奇跡」と言われた、津波からの避難訓練を8年間続けてきた岩手県釜石市内の小中学生の避難の様子を話しました。『津波てんでんこ』。てんでんことは各自のこと。海岸近くで大きな揺れを感じたとき、津波が来るから誰の指示を待つことなく、家族にもかまわず、各自てんでんばらばらに一刻も早く、より高台に逃げて、自分の命を守れ、という意味です。災害は忘れた頃にやってくると言われますが、子どもたちには、自分の命は自分で守れる大人になってほしいと思っています。○NHK こころフォト~忘れない~:http://www.nhk.or.jp/kokorophoto/index.html○東日本大震災を忘れない日プレゼン:3月震災を忘れない(17.3.10).pdf {{options.likeCount}} {{options.likeCount}}