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グループ 演劇「ねこはしる」に感動!

 12月5日(月)・6日(火)、文化庁 文化芸術による子供の育成事業の巡回公演が要田小学校で開催されました。5日のワークショップで、3年生の子どもたちは世界でたった一つの「要田小学校のはらものがたり」を創作しました。ストリングラフィ担当の2名は音を担当し、他の10名が2班に分かれて、風や朝顔、松の木、きのこ、コスモス、かえる、鳩、ヘビなどのたくさんの命を演じました。この「のはら」でどんな物語が生まれたのでしょうか。
  
 3人の俳優は何役も兼ね、走り回り、楽器を使い、語ります。オカリナの音色、紙コップを絹糸に通した楽器ストリングラフィの響きがすてきでした。
 雪国の山あいの小さな村、内気でのろまな黒ねこの「ラン」は一人ぼっちの池の魚と友だちになりました。春から夏へ、夏から秋へ、めくるめく季節を魚と過ごし、ランは黒くつやつやの若者になりました。ところが満月の夜、他のねこたちと「魚取り競争」が行われることになります。ランはどうしていいかわかりません。魚は決意します。「食べられるなら君に食べられたい。君になら、友だちの君になら…そして一つになれる。君そのものになれる。」 ラン「私ができる事はあなたをしっかり食べること。」 魚「ありがとう。こわいけど、通り抜けなくてはいけないこと。だから、君と一緒に。」 
 猫たちは次々と魚を捕まえようとしましたが、魚は必死逃げます。いよいよランの番が来ました。
 ラン「来ました。僕です。あなたを捕まえて見せます。」…そして、ランは魚と一つになりました。ランは今走っているだろうか?魚とともに…。
   
  劇終了後は涙を流している児童もいました。感動の「ねこはしる」。3年生児童がお礼の言葉を、5年生児童が花束贈呈を行い、感謝の気持ちをつたえました。すてきな劇をありがとうございました。