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学校 田村市学力向上第3回授業研究会!

 11月26日(水)、田村市学力向上推進会議第3回授業研究会が、本校で開催され、第6学年算数科の授業が公開されました。授業は、「資料の特ちょうを調べよう」の単元です。この単元では、資料の特徴を見る代表値としての平均や、資料の散らばりや度数分布表、柱状グラフについて理解し、目的に応じて資料を統計的に考察したり、表現したりすることができることを目標としています。本時の教材は1~60までの数カードを30枚ずつのAグループとBグループに分けてカードゲームを行う時、A、Bどちらのグループが勝ちやすいのかを考えます。Aグループには{2,4,5,6,7,8,10,…50,52,57,60}、Bグループには{1,3,9,11,13,…51,53,54,55,56,58,59}のそれぞれ30枚のカードがあります。よく切って1枚ずつカード出し合い、数字の大きい方が勝ちとするゲームです。子ども達は、「○○のカードがあるから●グループが強そう。」などと予想します。このカードゲームを考えた担任の先生が試行しました。○○回試行した結果はたまたま同じ勝敗に。平均には違いがあるのに、なぜ同じ勝敗になったのかを、この単元で学んだ「柱状グラフ」の特徴をもとに考えます。柱状グラフは、「シンプルヒスト」というソフトを使い瞬間に作成するので、考える時間が確保でき、子ども達は根拠となる自分の考えを持つとともに、友だちと交流し、学びを深めることが出来ました。中学校第1学年数学科の授業にもつながる学習で、6年生の真剣に授業にのぞむ姿に感動しました。
 授業の様子と事後研究会の様子を紹介します。
     
※ 小・中学校の先生方へ
 ・「シンプルヒスト」は宮崎大学の藤井先生が開発したソフトです。興味のある先生は福島県教育センターの資料からダウンロードすることができます。
※ 福島県教育センター:http://www.cms-center.gr.fks.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=6130