お知らせ

学校 6年算数:校舎の高さはどのくらいかな?

  9月15日(月)2校時、6年生の算数の授業です。直接測ることができない校舎の実際の高さを、縮図を利用して求める授業です。縮図を書くために、校舎までの距離や見上げた角度を測定します。「高さ分度器」の道具を使いながら、1班3人で協力しながら測定しました。6m、8m、10m、15m、20m、24mの距離から3地点を選び、そこから校舎の上はしを見上げます。8mの距離から見上げた角度は55度、15mの距離からは38度、24mの距離からは25度と測定できました。また、測定した人の目までの高さも測ります。この測定値を利用しながら、100分の1、200分の1から縮尺を選び、直角三角形を書きます。その縮図を利用し、校舎の高さは約13mと求めることができました。子どもたちは、算数で学んだことが実際の生活の場面で活用できることを学びました。縮図を書かないでも求められる方法として見上げた角度が45度の地点に立ち、そこから校舎までの距離と目までの高さから、簡単に求める方法を校長が紹介しました。直角二等辺三角形の図形の性質を利用する方法です。この高さを測る方法は江戸時代から使われていました。昔の人の知恵ですね。算数ってすごいね。
  
【写真 左:15m地点から見上げています(38度)  中:24m地点、校舎から離れると見上げる角度は小さくなるね  右:8m地点、目までの高さも測ります】
  
【写真 左:校長が45度分度器で校舎の上はしをのぞいています  中:3地点の測定記録を確認中  右:教室に戻り縮図を書き、校舎の高さを求め、班員で確認しています】