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ひらめき 校長からの挑戦状(6年算数)解答!

   
 段数が変わると、それに伴ってマッチ棒の本数が変わっていきます。関係を見つけるための武器は【表】です。まずは「表」をつくります。1段の時は3本、2段の時は9本、3段の時は18本と図から確認できます。これだけで何か見えますか。関数のメガネをかけて見ます。表を横に見る見方です。1段目から段数が1増えるとマッチ棒は6本増えた。また1段増えると9本増えた。6、9ときたら12かなと予想してマッチ棒で4段をつくると、当たり。次は15かなと5段をつくると、当たりです。この変わり方で増えていくと、変化の仕方を見つけることができたので、表をつないでいくと10段の時に165本と分かります。でも、この横の見方では、20段、100段のときの本数を求めるのは難しいですね。マッチ棒を並べていくと気がつくことがあります。実際に操作することは大切です。本数は上向きの三角形の個数で決まることが見えてきます。1段は1個、2段は1+2=3個、3段は1+2+3=6個、見えてきますね。10段は1+2+3+…+8+9+10=55個。だから、マッチ棒の本数はその3倍(マッチ棒の本数は段数に比例している。マッチ棒の本数は段数の3倍。表を縦に見る見方)で165本。小学生でも「1+2+…9+10」を工夫して計算できます。(1+2+…+9+10)+(10+9+…+2+1)÷2=11×10÷2=55、100段の時の三角形の個数は、1+2+…+99+100=101×100÷2=5050個、よって、マッチ棒の本数は5050×3=15150本とわかります。表を縦に見る見方で対応を考えると、簡単に求めることができるのです。考えることは楽しいですね。