西向Diary

バス 校外学習~田村市の偉人を訪ねて~

 12月1日(火)に4年生が社会科の「郷土を開く」の学習で,田村市の偉人「佐久間庸軒」と「安瀬敬蔵」のことを調べに校外に出かけました。

 まず,地域に学問を広げた佐久間庸軒の書斎を見学に行きました。
庸軒は江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した和算学者です。江戸時代末期には三春藩の藩校「明徳堂」で先生をし,明治時代に入り県職員となって測量を行っていました。
その後生まれた石森(船引町)に戻り,算学の塾を開き,農民を中心に約2千人の弟子に教えました。
 書斎には,庸軒の子孫の方と田村市生涯学習課の方が来てくださり,庸軒の業績について詳しく説明してくださいました。
  
 書物から,西向からも庸軒の塾に学びに来ている人がいることを知り,興味津々の子どもたちでした。

 次に福島県の自由民権運動の中心人物の一人である安瀬敬蔵のことを調べに,三春町歴史民俗資料館に行きました。安瀬敬蔵は,河野広中が常葉区会長のとき副区会長として活躍し,喜多方市長となった後,河野広中の指導により喜多方に「愛国社」を設立し,喜多方地方に自由党の根強い基盤をつくりました。
 三春町歴史民俗資料館では,学芸員の方が安瀬敬蔵と河野広中の業績について説明してくださいました。
  
河野広中の銅像の前


田村市の偉人2人の足跡をたどり,満足感いっぱいの子どもたちでした。